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過去の体験記

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過去、鬱になったきっかけから、 さかのぼって書いてるダークな連載記事です。 まとめて読みやすくなってます。
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2020年4月の記事一覧

私が鬱になるきっかけ。体験記①

なんの取り柄もなかった私は、将来にやりたいことも漠然としていて、適当に入れる高校に入学し、悶々と学校生活を過ごしていた。 毎日が楽しい訳でもなく、思春期だった頃は、周りや自分の容姿、学力を比べて、一喜一憂したり、ちょっと目立ったヤツが居れば、ヒソヒソと噂話しをしている、ちっぽけな人間だった。 高3になり、バイトを始めてから一気に学力が落ちて、勉強に身が入らなくなった。 バイト先に好きな人が出来たからだ。 週末は、朝から夜遅くまで働いて、少しでも長く彼と一緒に居たかった

私が鬱になるきっかけ。摂食障害~ 私の体験記②

高校3年生の時から自分の容姿が気に入らなくて、過酷なダイエットを始めた時、簡単に体重が落ちていくのが嬉しくて、もっともっと数字が減る事ばかりやっていた。 友達や家族から「痩せた?」と言われるのが嬉しかった。 内心、心配して言ってくれる人も居たかもしれないが、あたかも自分が誉められてるようで、私は達成感に満ち溢れていた。 そして、気分も何だかハイテンションになっていた。 家族とも一緒に食事を採らなくなり、たまに一緒に食事をしても、メニューのカロリー計算ばかりして、いつもイ

私が鬱になる時。摂食障害~高校時代 私の体験記③

過酷なダイエットで過食症になってしまった私は、体重を見ては、落ち込み 不安に駆られ 今まで着れた服がだんだんキツくなっていく不安でいっぱいだった。 勉強は、出来た方だったので、就職先は大手銀行に内定決定。憧れの制服も新調した。 しかし、この制服は、過食症が現れる前に測った服だったので、明らかに過食していた私の身体のサイズより小さくなっていた。 それが今なら笑い話になるとこだが、あの頃の私には深刻な悩みだった。 徐々に、鏡を見るのも嫌になり、家族には「私太ったかなあ?」とし

摂食障害~二股の恋 Ⅰ 私の体験記④

春休み中は、平日も土日も関係なく朝から晩までバイトをしていた。 バイト先の彼は、私の他に付き合ってた人が居た。 しかも、私はそれを了承した上で彼と付き合っていた。 世間で言えば私は最悪な女だった。 と言いたい所だが、 その彼の彼女は、夫 、子持ちの主婦Y。いわゆる不倫。 しかもその主婦Yは、同じバイト先のパートさんで、その人の息子は、私とほぼ同い年の高校生。 同じ店の違う部門でバイトをしていた。 笑える。 まるで作り話みたいだ。 あまりにも近くに居る存在に、最初私は戸惑