久しぶりに人通りの多い場所を歩いたら怖くてたまらなくなりました
改札を通るときにじっと見てくる駅員、電車に乗り込んだときの人の目線、乗り換えホームで待つ時間、向かいに座ったおじさんの目、おばさんたちの笑い声、ヒールの音、サラリーマンの鞄のチャックがカチカチと鳴る音、虚ろな目でふらふらと歩く老人、母親とベビーカー、スマートフォンから目を離さない女性、ガラス張りの店内に佇む店員、動いているエレベータ、マスクを付けた男性、背後から聞こえる足音、すれ違う人たち。
すべてが怖くて、涙が出そうになって、道の端に寄って、壁を背にして、人の波が落ち着く