【秋分】着地と、これからのこと。
2024年9月22日、秋分の日です。
秋分は、
春分の日と同様、昼と夜の長さがほぼ等しくなることから、
彼岸と此岸の距離がもっとも近い日と考えられており、
ご先祖供養がよく通じる機会でもあるんだとか。
8月から続く供養の時節です。
先人と繋がる機会に恵まれて
先だっての、8月マティにお伺いした龍岸寺さんで、
彼岸にいる先人たちに思いを馳せる機会を得ました。
妄想と言ってしまえばそれまででしょうが、
そのとき、
「私の目前に人生を供してくれた先人と、対話ができた」
と感じる時間がありました。
彼と出会ってから、
彼自身が生前に有していたであろう無念を、
すべて引き継がなければならない気がして
自分の人生との折り合いに煩悶を抱えたこともあり、
あの供養の時間に、
それまでに感じて考えて出した自分の「答え」を彼に伝え、
彼に、それに応えてもらった、と感じた次第です。
要は、
「私がこれから取り掛かっていくことは、
私の人生における役割であって、
あなたの人生で“叶わなかったこと”を
直接叶えるためのものではないかもしれない。
それでも、あなたの想いは知ることができたから、
その上で、自分にできる事を選んでいこうと思う」
と伝え、
「自分も生きている間は、
これからどうなるか、いつだってわからなかった。
だから、思うようにやってきた。
君も思うようにやったらいい」
と応えていただけた、と感じたんです。
あれから迎える節目
私は、この二日前に髪を切りました。
昨年、高野山で心願を立ててから
なんとなく「心願が自分の身に適うまでは」と
そのままにしてきていたのですが、
秋分を目前に、
「根を下ろす場所」と「進んでいく先」が定まったと感じているので
ばっさりと行きました。
ここからは、
定まったものに一極集中して、
完成に向けて動いていくときになるんだと感じています。
まずは、無意識のうちに妥協していた生活習慣を
整えていくことからはじめていきます。
これから日常を整えて行った先で、
実現していたい状態は、こんな感じです。
心身の声を第一に聴く。
自然の循環の中に身を置き、それを促すことをする。
この身体の感覚を純化し、
大切だと思うことを実践する。
その上で涌き出る言葉を書き留める。
それは誰に聞かせるためのものでもない、
ただ、私が知るために書く。
この身に纏うものは、
私の気に入ったものだけ。
余計と思うものは持たない。
今いる場所の、足下から動き
起こる流れをよく見つめて、
感覚は純粋に。
「この感受性を守る」ということは、
妥協と先延ばしに匿して、
頭の中に保管することじゃない。
ちゃんと必要な場面で選びとって表現し、
風雨に晒されたものを守ってこそ
本当に守っていると言える。
2024年9月22日 拝