私のこう在りたい姿 「命」(一)
所謂その意を誠にすとは、自ら欺くなきなり。此れを之、自謙と謂う。
知らず識らずのうちに物を変えてゆく、
化してゆく、
作用を及ぼしてゆく造化の働きを「命」という。
これは宇宙法則そのもので、違反することができない。
だから、私たちを絶対的に促すようなもの、
従わざる得ないものを「命令」と呼ぶそうです。
「名誉もいらぬ名もいらぬ、始末に困る人間」
西郷隆盛がこう評した人間を知っています。
私の大好きな山岡鉄舟です。
社会人人生駆け出し期の、
私の推しです。
関連資料を探して読み漁ったり、
墓所である全生庵に伺ってこっそりお墓参りしたり、
幕末志士の人格形成の土台になった四書五経を素読しよう
と思い立ったのも、この人がきっかけです。
当時の目標は、
「なんと言われようと、これが私の“道”だと思えるものを持つ」
でした。
それが
自己を絶対者にするということ
自分自身純一になるということ
だと思っていたからです。
→私のこう在りたい姿 「命」(二)