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流記屋
2024年3月26日 10:00
辻氏が理想として唱えた「中立論」。奇しくも、「中立」の文字が題にある著書が地元の図書館に所蔵されていました。この『自衛中立』を典拠に、彼がどういう理想を掲げていたのかを読み解いていきます。今回は、結論と思われる第六章を引用して、彼の世界観を読み解いていこうと思います。『自衛中立』第六章 獨立日本の進路 一、自ら中立を守れ辻氏自身の目に映る日本も、この中國人同志と同じ見解を
2024年3月25日 10:00
今回は辻氏が提唱した「中立論」について、1950年頃に出版された『自衛中立』を典拠にその論旨を読解していこうと思います。地元の図書館に所蔵されていた『自衛中立』は、昭和27(1952)年4月5日に蔵書用に購入されたもののようです。最初の六頁は当時の時勢を表した写真が載せられていて一頁目から順に紹介すると、上記の写真たちは、憂国の思いを人々に訴えるような内容だと感じます。こ