世界観共有型創作『Stellar Magic』解説

「紡がれた旋律は、その身に魔法を宿して夜空を駆ける……」

こちらは、世界観共有型創作『Stellar Magic』(ステラ・マジック)の関する解説ページです。
拙メーカー『星の守護を受けし者』の世界観のもととなっております。
かなりの文量となりますので、必要に応じて読み飛ばしていただいてかまいません。皆さまの助けとなれば幸いです。

※内容は、予告なく加筆修正を行う場合があります。ご了承くださいませ。

https://shindanmaker.com/1161033?c=1


☆Stellar Magic の世界について

この世界では、星々が宿す神秘の力の恩恵を受け、誰もが魔法を使うことができます。
一定の年齢になれば魔法学校へと通い、通常の勉学とともに、魔法の制御方法を修得することが義務化されています。現実世界と同じく、小学校と中学校の9年間が義務期間とされています。

☆守護星座

それぞれの生年月日に対応する十二星座は、『守護星座』としてその力を発揮します。守護星座ごとに、該当する者しか扱えない独自の魔法があります。
また、守護する人間に、火・水・風・地属性のいずれかの性質を与えます。

火属性 … ♈おひつじ座、♌しし座、♐いて座

水属性 … ♋かに座、♏さそり座、♓うお座

風属性 … ♊ふたご座、♎てんびん座、♒みずがめ座

地属性 … ♉おうし座、♍おとめ座、♑やぎ座

☆通常の魔法

全ての魔法は、術者が決まったフレーズ(旋律)を奏でることにより発動します。これは楽器による演奏のほか、歌やハミングなどでも発動が可能です。強力な魔法になればなるほど、発動に必要なフレーズは長くなります。

また、魔法には、誰にでも扱える無属性のほかに、火、水、風、地の属性に分類されるものがあります。
自分と一致した属性の魔法は扱いが容易です。しかし、他の属性……特に、火と水、風と地といった、相反する性質の魔法とは相性が悪く、コントロールが非常に難しいとされています。
ただ、全く習得できないわけではないらしく、死に物狂いの努力の末、全属性を扱えるようになった猛者もいるとかいないとか……。

☆重奏魔法

魔法の応用のひとつに、『重奏魔法』(じゅうそうまほう)があります。これは、複数人での合唱や合奏を行い、より強力で広範囲であったり、複数の効果を持つ魔法を放つというものです。
アンサンブルの形態は多種多様であり、大人数であればあるほど、大きな力を発揮します。ただしこれには、かなりの魔力を消耗するうえに、個々人の相性も少なからず威力に関係します。
また、合唱による重奏魔法は楽器を用いた場合に比べ、難易度が高いとされています。

魔法の発動にかかわる人数が増えるほど、その膨大な魔力を束ねて制御する『指揮者(コンダクター)』が必要となります。

☆魂の楽器

この世界の人々はみな、生涯の相棒となる『魂の楽器』を持っています。魂の楽器は唯一無二であり、途中で形や種類が変わることはありません。魔法学校の卒業試験では、自らの魔力を制御し、この魂の楽器を創り出すことが求められます。
もちろん、通常のような訓練を重ねれば、他の楽器を用いて魔法を放つこともできます。しかし、自身の魔力と共鳴し、最も力を発揮するのは、自身の魂の楽器をおいて他にありません。

魂の楽器は普段、それぞれが身に付けているアクセサリーの宝石に封印されています。決められた動作をすることで起動し、楽器が具現化します。起動のための動作は、手をかざす、宝石に触れる、キスを落とす、胸の前で手を組み祈りをささげる……など、人によって異なります。
メンテナンス程度であれば誰でもできますが、攻撃を受けるなどによって激しく損傷した魂の楽器は、魔法研究所に修理を依頼する必要があります。

※複数の色が存在する宝石(トパーズやダイヤモンド、トルマリンなど)が診断結果で出た場合、色をご自由に決めていただいてかまいません。

☆職業や役職について

・魔法騎士

原則として、全員が『魔法騎士団』に所属しています。
魔法と武器を併用して戦う者、自分の身一つで戦う者、味方の援護や防御に長けた魔法を使う者、強力な魔法での攻撃を主とする者など、様々な騎士がいます。そして、異なる戦法をとる者たちがバランスよく配属され、それぞれの『隊』を形成しています。
仕事内容は、都市部の防衛から要人の護衛、地方の治安維持まで、多岐にわたります。また、基本的に隊単位で動くことが多いです。

・神官

星々に祈りをささげる施設『聖殿』(せいでん)に仕える者たちの総称です。
普段は、礼拝に来た来訪者の案内や世話などを担い、重要な祭典や儀式の際には、運営として全面的に携わります。
また、星の運行を日々観察し、そこから気候の変動や災害の兆候を予測する『星読み』を行う者たちがいます。
数々の慈善事業にも関わっています。

・魔法研究員

『魔法研究所』に勤める職員たちのことを指します。主に、魔法や魂の楽器に関する研究を行います。
仕事の内容に応じて、いくつかの部門に分かれています。現在は4つの部門があります。

研究部門 … 既存の魔法を分析し比較するなど、細かな研究を行います。

開発部門 … 新しい魔法や、それらを応用した新たな技術の開発を担っています。

保存部門 … 既にある魔法を楽譜に起こして収集するなど、その収蔵や保存につとめます。

楽器修理部門 … 破損した魂の楽器の修理を全面的に請け負っています。

・教師

世界の各地にある『魔法学校』に勤務し、子どもたちへの教育を担っています。それぞれの希望の進路に応じるため、高等学校や大学、専門学校なども存在します。
通常の学問分野のほか、クラシックやジャズなどといった、特定の音楽分野の知識や楽器の扱いに精通する教師も多いです。また、それぞれの属性の魔法に関する授業も分担して行います。

・魔法医

技術的な医療スキルと魔法を併用して治療を行う医師たちです。ただ、その技術レベルは、地域や所属によってバラつきがあるようです。
魔法騎士団に付属する病院の魔法医たちは、とりわけ高度な技術をもちます。各地で個人医院や中規模の病院を開業し、地域の医療を一手に担う者もいるようです。

・魔法セラピスト

歌や楽器の演奏を主な生業としています。そのほとんどが、楽団やバンドといった形をとっています。
演奏レベルの高い楽団は、聖殿からの委託を受け、儀式や祭典で演奏を行います。そのほか、定期的にコンサートを開いて人々に癒しを与え、その日々の疲れを取り除きます。
楽団には固定の指揮者(コンダクター)がおり、団をまとめ上げています。
特にパーカッションにおいては、担当できる奏者がいない場合、親和性の高い他の楽器(ドラムやマリンバなど)を扱う団員が兼任します。
なかには、特定の団やバンドに所属せず、各地を単独で放浪するセラピストも存在するようです。吟遊詩人をイメージしていただければ分かりやすいかと思います。

・楽器職人

世界各地に点在し、そのほとんどが、個人で楽器店を経営しています。
魂の楽器の楽器とは異なる、誰にでも扱える一般的な楽器を製作し、販売しています。そうした楽器は、主に学校や楽団などで使われています。
多くは修理師も兼ねており、楽器のメンテナンスや修理の依頼を受けています。
ただし、魂の楽器については、楽器職人の手では直すことができません。

・作曲家

主に、重奏魔法で用いられる曲を作って生活する人々のことです。星々の力、そして自身の魔力をメロディーに織り交ぜることで、様々な効果を持つ曲を紡ぎ出します。

・人形職人

後述の『自動人形』を作る職人たちです。専門的で非常に高い技術を要するため、その人数は、決して多くないと言われています。
名の通った職人が作り上げた人形は、非常に高い価値で売買されるようです。一方で、無名の職人たちは、時計などといった精密品の修理を、副業的に行っていることもあるのだとか。

・自動人形

自らの意志や感情を持ち、歌や楽器を奏でる人形たちののことを指します。動力源として、星々……特に惑星の力を秘めた宝石を埋め込まれています。サイズや顔立ちなどは、生みの親である職人によって微妙に異なります。
人形の大多数は人間の姿ですが、動物や獣人型、はてはロボット型の自動人形もいるようです。

・アクセサリー職人

主にアクセサリーの加工や販売などで生計を立てている職人です。
原則として個人からの依頼を受け、魂の楽器が封じられた宝石を取り出し、新たなアクセサリーに加工します。
また必要に応じて、軽度の魔法を付与した通常のアクセサリーを製作・販売していることもあるようです。

・魔法菓子職人

さまざまな『魔法菓子』を製造し、販売する人々を指します。いわゆるパティシエです。体力や気力(精神力)が回復する安価な魔法菓子は、小売店などで広く売られています。
 熟練した職人になると、上のような効果に加えて、さらに魔力を高める菓子を作ることができるようになります。しかし、基本的に個人経営の店舗でしか購入できず、価格も高くなりがちです。

☆その他の設定

この世界にも、悪の組織は存在します。どうやら、今の世界の在り方を快く思っていないようで、その破壊や転覆を狙っています。
彼らは、星の神々に匹敵する力を持ったとある怪物を、自分たちの救世主と崇めています。その怪物が星々を叩き落とし、光を失った漆黒の夜空を理想の世界としているようです。
世界のどこかに封印された怪物を解放すべく、情報収集やスパイ活動、ときには武力行使による破壊活動などを行っているとの噂があります。
しかし、詳細は未だ謎に包まれています。

この世界では、移動手段の一つとして『魔法のほうき』が広く浸透しています。その手軽さやカスタマイズのしやすさが、人気の秘密のようです。
マイほうきを携帯する者も多いんだとか……。

最後まで目を通してくださり、ありがとうございます。
あなた様に、星々の加護があらんことを……!

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