いつかどこかで見ていた海
仕事が終わって、表参道のスパイラルに立ち寄ったら、
思いがけず、そこに「海」がありました。
どこかで見たことがある。
そう直感したのは、窓が描かれているせいでしょうか。
自分の記憶に直結する感覚。それも、とてもリアルに。
表参道の街の中に、海海海。
スパイラルは、2階へ上がる階段の踊り場がガラス張りなっていて、道路に面して椅子が置いてあります。
そこに座っていたら、目の前の246号線の向こうに、オレンジの夕焼けがほんの少し見えました。
それだけでもう、関東平野中の夕焼けを想像したりして、頭の中の海の空間、夕焼けの時間が、どんどん広くなっていきます。
自分の中に、いろいろ記憶があるのが有り難く、
いつか見た、真夏の稲村ヶ崎の夕空と重なって行きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?