今日の道草 「自然(おのずから)」が綺麗でした。
昨日、東京は開花宣言。
近くのマンションに囲まれた花壇にある桜も咲き出しました。
枝についている蕾の多くは、すでに殻を裂いていて、
傘のように折りたたまれた花弁が見えています。
「明日咲く準備」はもう万端のよう。
カメラ越しに周りをみていると、「あっ」と思う瞬間があります。
花はないけれど、生け垣の葉っぱも、地面の草ぐさも元気にぐんぐん。
ほんとうに、みんな上向き。
このアングルも、「あっ」と思いましたので、パチリ。
昨日、まだ黄色い蕾だったのが、今日は咲いていましたのでパチリ。
なんとなく(きっと)嬉しそうに見えます。
道路脇の生垣にも黄色い花。
ハート型の葉っぱのカタバミの黄色い花が可愛いくて好きなんです。
この生垣にはツツジが植えられていて、5月ごろには全面フューシャピンクになるのですが、この季節は何の花だか思い出せなくなります。
春だから。せっかくだから。
花がまだ咲かない草木は、葉っぱが花のように広がっています。
春はみんな「咲きたい」みたい。
このツツジの葉っぱも、お花みたいです。
そして、その横には、タンポポが花火みたいに咲いています。
今年一番乗りのタンポポです。
カタバミのハートの葉っぱも次々に開いています。
歩道にしゃがみ込んで写真を撮っていると、
通行の人のかなり邪魔になっていたようで、ごめんなさい。
この野草にも、今年も会えました。
写真に撮るのが難しいくらい小さな小さな赤紫色の花がついています。
いつか名前を知る日が来るといいです。
どこからか風に乗って飛んで来たのか。
それとも車に乗ってやって来たのか。
見たことのない小さな花が
国道の交差点に咲いていました。
歩道の舗装の割れ目に草が生えているのが大好きです。
小さい小さい草がびっしり。
ここに落ちた種だけが根を生やしたのでしょうか。地球で生きている物の
それぞれの好き好きな生き様が、愛おしい。とか。ちょっと壮大なことを考えたりしました。
そして、今日のベストショット。
たぶん今日が咲き時の薄紫の花。
日向と日陰の境目で色が違って層をなしていて、まるで地球の地層の割れ目に咲いているみたい。
近づいて見たら、舗装にはいろんな小石が混じっています。
アスファルトって、人間が超高速で作った地層みたいなものなのかも。
坂の途中にある水捌け用の溝の蓋。
人知れずこっそり、こんなことになっていました。
勝手にこうなっているんですから、なんかもう、自然(おのずから)が、なんでも一番綺麗って思います。
石の隙間から生えている草花の縦と横のラインが、まるで立花のようです。
昨年、てっきり「梅」だと思っていた「木瓜の花」。
今年も可愛らしく咲きました。
紫木蓮も蕾がキリリと咲く準備完了。
小さい頃、木蓮を見た時に、枝に花だけが突如として咲いていて、不思議な花(ちょっと不気味)だと思っていました。でもそのプロセスはソメイヨシノの桜と同じ。それに気がついてから、好きな花になりました。だから私にとって、木蓮は大人の花。
先日、家人が頂いてきた花束にペンペン草が入っていました。
それの取り合わせがすごく可愛くて。。
このハートの実が並ぶぺんぺん草は、学校の帰り道とかにたくさん生えていて、摘み取ってはペンペン鳴らしていたけれど、こんな風に都会の花束になるようになったのですね。
もしかしたら、花を探している人たちの目に留まったのでしょうか。
今日の道草は2時間ぐらい。楽しかったです。