はじめての、雨の中のトレンチコート

今日も夕方になって雨が降ってきました。
こういう時はお留守番ごっこで、
灯りもつけず音楽もなしで
薄暗い部屋で雨の音を聴きます。

昨日は、雨になるのを知らなくて傘をもっていなくて、
そんなに強い雨ではなかったので
少し濡れながらそのまま帰りました。

昨日は紺のパンツに黒のローファーにトレンチコートを着ていたので
襟を立てて前を抱え込むように合わせていたら
なんとなく『ティファニーで朝食を』のラストのシーンを
思い出して、「ああ、トレンチ最高」とか思ってしまいました。

それでお洋服も「Fuku」だ。とか思いながら
オードリーヘップバーンに夢中になってた30代の前半に
いろいろ見た映画の場面が頭に浮かんできました。

「そうだ、いつか襟の高い丸襟の白のコットンシャツを誂えよう。」
とか、楽しい企みも出てきます。

こうして四半世紀経った後に、
トレンチコートも持ってたりして
街のあかりが灯りだす時刻に
偶然、傘もなく雨になったりして
ひとり嬉しくなれるのは、
若い頃に何でも興味をもってたからかも。
とか、なんとか。

50代もとても楽しくなってきました。

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