Qの本とAの本 [アトムの気持ちの行き先]
Qの本。『夜のミッキー・マウス』谷川俊太郎(新潮文庫)
アトムの気持ちは、どうしてそれ以上どこへも行かなかったのだろう。人間とちがうところって何だろう。
『百三歳になったアトム』より
もしかしたら、これはその答えの一つかもしれない。どこかで読んだ引用。
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わっていくことだって……その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」
Aの本。『旅をする木』星野道夫(文春文庫)
この引用がどこに書いてあるのか、私はまだ知らない。
そして、どこに書いてあるのか、とても知りたい。
if "きれい" then "・・・" が一つでなくて複数あるのが人間だけど、thenで変わるってどういうことだろう。
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