ハイパーグラフィアはライターとして役に立つ!?|書き写しのススメ
私はペンと紙を用意して、ひたすら書き写す行為が日常となっています。これをしないと、精神の安定がはかれないくらいです。記事をかくための情報収集も、ひたすら手書きで書き写しています。
正直、これはものすごく効率が悪くて、どうにかできないだろうかと悩んでいました。なんでもかんでも書き写しながら「読む」ということをするので、時間がかかります。
書き写すことに意味があるのだろうか?と思い、調べてみることにしました。すると「書き写し」には、「文章力アップ」の効果があることがわかりました。
「書き写し」の効果について、ご紹介します。
|書き写しがなぜ文章力アップに効果があるといえるのか
文章力を向上させるのに、なぜ書き写しが有効なのかを調べてみました。下記にご紹介します。
文章を書くのに必要なインプットの質が向上するから
「文章を書く」というアウトプットをするためには、インプットが欠かせません。良い文章を書くためには、インプットの質を向上させないといけないですよね。
「書き写し」は動作としては「書く」行為ですが、脳の働きとしては「読む」行為に繋がっているとのことです。
文章を理解する読み方の最高峰が「熟読」であるならば、「書き写し」はより深く文章を読み込んでいることになるのです。
文章の構成などが理解できるから
「書き写す」ということは、自分で文章を書いています。自分の手で書くという行為が、「書き手目線」にもなっているのです。書き手目線になると、ただ読むだけでは気づけない視点で文章をとらえることができます。
「文章の構成」、「言葉の使い方」、「文章のリズム」、「言葉のつなぎ方」など、文章の作り方を学ぶことができます。
表現の幅が広がるから
「書き写し」をしていると、自分では思いつかない「表現」や「たとえ」に出会います。こういった「表現」や「たとえ」などは、書き手の個性が出やすく、ワンパターンになりがちです。
書き手目線で「書き写し」をしてみるだけで、自分では思いつかない表現を脳が学習してくれるのです。それにより、新しい表現方法が身についていきます。
プロの書き手が「書き写し」をすすめているから
プロが文章上達についてアドバイスをするときに、口にすることが多いのが「文章をできるだけたくさん読むこと」と「たくさん文章を書くこと」です。
ただ書き写すだけではよくありませんが、文章を深く理解しようという目的をもつことで、ただの書き写しではなくなります。書き写しは、「文章を読み」「文章を書く」という行為を、同時に行っていることになるのです。
「書き写し」は、文章力向上の近道となるのではないでしょうか。
|書き写しを行う上でのポイントとは
先ほども述べましたが、ただ機械的に書き写すだけではいけません。文章の内容を理解することも大事ですが、文章がどのように作られているのかという目線も大切です。
そして、質の高い文章を選んで書き写しを行うことも、とても重要です。その際、自分のレベルでは理解できないくらいの難解な文章を選ばないようにしましょう。
どのようなジャンルの文章を選ぶかも、とても重要になってきます。自分が学びたいジャンルと、同じジャンルを選ぶようにしましょう。
コラムならコラム、小説なら小説を選ぶといった具合です。ジャンルごとに表現も構成も、全く異なるからです。
ジャンルが定まっていれば、書く内容(テーマ)は同じでなくても構いません。さまざまなテーマにチャレンジしてみるとよいでしょう。
|まとめ
文字を書き写すことが好きな方は、それが文章力に繋がっているということがわかりました。文章が苦手な方だったり、文章力・表現力を向上させたい方は、「書き写し」をしてみてはいかがでしょうか。
少しでも文章力・表現力が向上するように、私も「書き写し」を前向きに続けたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。