数年前曽祖母が亡くなった。 正直私は人が死ぬ、生物が死ぬことに対して実感がわかない。 初めて身内が亡くなったのは幼稚園年長の頃だった。なにも分からないまま親戚が集まって、曽祖父の遺体が骨になった。そのまま訳もわからないまま葬儀が始まり、終わった。断片の記憶しか残っていないがこの葬儀だけが私が人生で唯一参加した葬式だ。 私の家は長生きの家系だ。現にいまでも両祖父母は健在であり、まだ数十年は生きるだろう。 そんな中数年前曽祖母が亡くなった。訃報を聞いた時「あっそう」とだ
大学2年生になり、久しぶりに両親の元へ帰省した。まず驚いたのは自分が知らず知らずのうちに東京に染まってしまっていたこと。そして私が話す言葉が訛りの一切ない標準語になってしまっていたことだった。 そして私の高校3年間はコロナウイルスにより祖父母がいる佐渡に帰ることはなかった。久しぶりに今年両親と共に久しぶりに祖父母の元に訪れることになった。久しぶりにあった祖父母の姿はだいぶ老けて活力がなくなってきた老人の姿にないってた。 私はとてもショックを受けたと同時に祖父母ももう棺桶