2.5次元と商業BLが好きなオタクが美しい彼からFANTASTICSに出会い人生が輝き始めた話
推しは推せるときに推せ、沼落ちブログは早いうちに書け!と、とある方の沼落ちブログを読み、「私も沼落ちブログ書きたい!」と思い成人の日に沼落ちブログを書き始めた。
私の今の推しは『FANTASTICS from EXILE TRIBE』だが、正直26年間の人生の中でいろんなジャンルにハマってきた中で今が一番楽しい。
結構な頻度でライブをするし、映像コンテンツも豊富、SNSで近況も知れる、メンバーによってはブログを写真付きで毎日更新してくれている…
毎週のラジオ、メンバーが出演するドラマ、映画、雑誌掲載、テレビ歌唱など…ここまで供給の多いジャンルは生まれて初めてだった。
このFANTASTICS(以下ファンタ)に出会ったのは一昨年の12月(一昨年…?!)。
ドラマ美しい彼が放送されていたのがきっかけだった。
このタイミングでLDHに触れていなかった人がファンタにハマる流れはめちゃくちゃ多かったと思う。
昔からBL、特に商業BLが好きで、俳優さんが好きだったのでそれを掛け合わせた「BL漫画の実写化」は何よりも好きなものだった。しかし、実写BLは正直当たり外れがデカく、外れることの方が多くて(個人的に)心から「良い!」と思える作品は本当にレアだった。
チェリまほは勿論見ていたが、良すぎてこれ以上の作品なんてそうそうないだろ…それにファンタの名前は聞いたことあるけどこの子知らんなあ…初主演ってことはあんまり演技経験もないだろうし…萩原利久くんも気にして見たことなかったしまあ…無料だし見てみるか…。
と、めちゃくちゃマイナスなところからドラマ美しい彼に触れた。
テレビ放送後に無料配信があるのもありがたかった。その時はちょうど3話が放送されていたので、テレビ放送後にTVerで3話を見た。
な、なんだこれは…
と、ここでドハマりしたわけではなく。
3話は萩原利久くん演じる攻めの平良がマシンガンを乱射して、八木勇征くん演じる受けの清居(と倉田ちゃん)以外の同級生を撃ち殺す(くらいブチ切れている)という演出が印象的な回だった。
正直初見がマシンガンというのはインパクトがデカすぎたし、「どうせおもしろくないでしょ」というマイナスなところから入っているのでちょっと引いてしまった。
なんだ、評価されてるけど肌に合わないなあ…なんて思った当時の自分を殴りたい。
モヤモヤしながら見ていたので、終盤にある音楽室の名シーンの記憶があんまりない。(今見たら神秘すぎて泣く)
なんだかんだ最後まで見て「まあまあだったけど続きは見ないかなあ…」なんてことを考えながら4話の予告が流れてきた。
待って…
なんか今…すごい… 見知った顔があったような…
予告を巻き戻してもう一度見た。無料配信サービス特有のCMが繰り返し再生されてめちゃくちゃウザかったけど、それをもう一度待ってでも確かめないといけないことがここにはある…
そして予告をもう一度…
「このファンタの若いボーカルと絡んでるの、染谷俊之(さん)じゃん!?!?!?!?」
深夜に目を疑った。何度も何度も予告を見返したがやっぱり染谷俊之さんだった。
SNSで調べると、確かに出演します!と告知が出ていた。
嘘だと言え…
嘘だと言ってくれ間宮…!
以下、メサイアシリーズの重大なネタバレを含みます。(なんで?)
と、ここからはファンタにハマったきっかけという名の自分語りなのですっ飛ばして読んでもらっても大丈夫です。
★ ★ ★ ★ ★
ここから↓まで飛ばしても大丈夫です
この「間宮」というのは染谷さんが演じていたキャラクターの名前である。
私は弱虫ペダルの舞台通称ペダステから2.5次元に沼ったオタクで、2.5次元のオタクをしていた期間が最も長い。
その時ハマっていた作品が「メサイア」シリーズだ。同名の原作小説から生まれた映画・舞台・ドラマ・コミックスなどがあるメディアミックスプロジェクト。
中でも舞台の本数が多く、出演しているのは2.5次元で活躍する俳優さんたちだった。
詳しく説明すると長くなるので簡単に説明すると、このメサイアという作品は、世界から行き場を無くした男たちがスパイ、通称「サクラ」となり過去も国籍も捨てて国を守るために奔走するお話。
何も持たないが故に失うものは何もないが、国から守られることはない。そんな彼らを唯一救えるのがシステムとして決められたバディ…唯一の救い人、「メサイア」という存在だけ。
出演者は男性だけで、この男たちの織り成すクソデカ感情が絡み合うストーリーと本格的なアクションが見どころの大人気シリーズだった。
その作品にいるのが染谷さん演じる間宮星廉というキャラクターだった。今までシリーズにはいなかった、なんでこんな気が弱くて優しそうな男がここに…? みたいなキャラで、しかもそんな男とメサイアを組まされた男は逆に硬派でクールな何考えてるかわかんない元殺し屋の男。 この2人がどんな形で本当のメサイアになり卒業していくんだろう…?! と楽しみにしながらメサイアシリーズを追っていた。(サクラ候補生という見習いから始まり、試験をクリアするとサクラとなるため、卒業という概念が存在している)
そして来たる2015年9月、東京・神戸で上演されたのが「メサイア鋼ノ章」だ。
今作は間宮たちの世代がメインのお話で、卒業はまだしないだろうけどきっと関係が進展するんだろうな〜 とか思いながら、ネタバレを見ないようにして劇場に足を運んだ。
期待を込めて向かった鋼ノ章、ワクワクしながら観劇して、感想語り合うのが楽しみ!なんて思いながら私の初日に挑んだ。
間宮が裏切った──────────··········
そしてメサイアである有賀に銃で撃たれて死んだ──────··········
嘘だと言え!嘘だと言ってくれ間宮!
……ごめんね、本当のことなんだ
しかも裏切ったから殺したという単純な話ではない。それが間宮にとっての「救い」だったからだ。有賀は過去、間宮に救われ人間らしさを取り戻した。システムとしてメサイアを組む前から唯一の救い人だった間宮という存在をこういう形で手にかけ…救い……撃 ……殺………………… ウッ
その日からメサイアシリーズを追いかけても間宮のことが頭から離れず、新メサイアを純粋な気持ちで応援することも出来ずに2015年から動けない鋼の亡霊になった。
何に付けても間宮の存在が頭を過ぎる。
好きな俳優が出ている作品を見に行くと8割くらいの確率で染谷さんがいる!!!!!その度に思い出すあの絶望と感動とやるせなさ!!!!
間宮…どうして…間宮……嘘だと言え……
それから7年を経た今でも間宮のことを考え出すと立ち直れないくらい泣いてしまう。
ここまで飛ばしても大丈夫です
★ ★ ★ ★
なんでファンタの沼落ちブログでこんなに染谷さんのこと書いてんだ………
わけわからん………
つまり、
染谷さんにクソデカ感情を抱きながら今に至るというお話です。
こんなにも染谷さんをこじらせているが、他の俳優を追っていたので出演情報を追っていなくてこの予告で出演を初めて知った。
そしてこんなクソデカ感情を抱いている染谷さんがLDHの若いボーカルと絡むシーンが見れる…かもしれない…。なんだか凄く背徳的な魅力があった。
マイナスな気持ちからドラマを見始めたときとは一転して意地でも4話を見ると心に決めた。
そしてそんな期待(?)の上で見た美しい彼4話……
想像の5億倍しっかり絡んでる─────────·····!!!!!!
顔が良い、顔が綺麗と言えば染谷さんというイメージがあったが、それにしてもこの相手のLDHのボーカルかっこいいやん…そして何よりめちゃめちゃに喘ぎ声が上手い!!!!
過去いろんな作品を見てきたがここまで上手い人は他にいない、今まで聞いた中で一番上手かった。いや、ほんと、やらしい意味などなく、シンプルに感心してしまった。
そこから見事に美しい彼にハマってしまった。
見たいところだけをいちばん綺麗な形で見せてくれる。ときめく、キュンキュンする!!!!
こんなBLの実写は初めて!!
BL漫画やBL小説を見たときと同じように心が動かされる作品は初めてだった。
実写だとどうしてもリアルな部分を感じてしまって、男としての性だとか人間臭さだとか目にしたくないものを感じ取ってしまい純粋に楽しめなくなることもあるが、ドラマ美しい彼はそれが全くない。というかそれも含めて作品の魅力になっている。2人の演技力と考え抜かれた演出が掛け合わされた素晴らしい作品だ…
そこから清居役のLDHの若いボーカル…八木勇征くんが気になり始める。
FANTASTICSというグループの存在は認識していたがこれまで全く触れたことはなかった。
ということでYouTubeで動画を検索し、まず目に入って来たのが「Drive Me Crazy」という曲のMVだった。
うわっっめっちゃスタイリッシュ〜〜……!!!
シンプルにかっこいい。そして清居をやっていた八木勇征は安定にかっこいい。しかも踊っている!凄い!
そしてこのMVの何が好きかって、
女性に薔薇を渡そうとしたら奪われてしまって取り返そうとするがもてあそばれたり、
いかにもチャラそうな男(黎弥くんごめん)が自信満々に女性に声を掛けるが見ごとに振られて落胆するようにソファに座り込み、慰められるように肩を叩かれる…
そして立ち塞がるシュッとした男2人!!!こりゃさすがにイチコロやろ!!!!
流れるようなスタイリッシュな映像の中に魅力が存分に詰まっている。
しかも八木さんだけじゃなく全員かっこいいなんだこれ〜〜〜!!!!!!
とFANTASTICSのかっこよさに触れてしまった私は更にFANTASTICSについて知りたくなった。
大晦日にカウントダウンライブの配信があると知り、すぐに配信を購入(配信チケット約4000円)。元々HiGH&LOWのオタクをしていたので久しぶりに三代目やEXILEが見れるのを楽しみにしていた。
楽しすぎて記憶がマジで残っていないが、心に強く残っているのは八木勇征の足の長さだった。
ダンス曲?でバリスティックボーイズ?(この時私のLDH知識はランペで止まっていた)と踊っているときに投げ出された八木さんの足が長すぎて震えた。
しかもなんだその顔は…なんだそのピースは!!!ギャルか!!!
えっ 八木勇征くんってなんかこう…清居みたいな感じで…ちょっとスカした風な今どきの若者なんじゃないのか…?ええ…めちゃめちゃ…ギャルやん…
ということに気付き、ここで八木勇征ご本人のことにも興味を持ち始める。
そこでSNSを辿り、ドラマ美しい彼の公式のInstagramで見た映像がこれである。
めちゃめちゃかわいいやんけ……
例えるならばその笑顔はディズニープリンセスというか…… なんとも清らかで、愛らしい笑顔だった。
え、あんなにクールでかっこよくてちょっとスカしてる風に見えるのに、ご本人はこんなに可愛いの????
一度調べだしたら止まらなくなるのがオタクという生き物である。そして、だいたいこの段階になるとほぼ確実に沼落ちしている。
よりリアルな推しポイントを感じるにはやはりTwitterのオタクの声を聞くのが1番だ!と思い出会ったのが、
#個人的にオススメのファンカジ回
というハッシュタグだった。
ファンカジ…?なんだそれは…?と思い、ファンの方が作成されたシートを見ると、どうやらFANTASTICSがいろんなチャレンジに挑戦する番組が存在していることがわかった。
そこに書いてある内容は、
バレずに食べ切れ!イカスミパスタチャレンジ!
とか、
ぐるぐるバット3本勝負!
とか、なんやそれほんとにこのスタイリッシュ軍団がすることか?!オタクの集団幻覚じゃなくて?!などと失礼なことを考えながら読んでいたら、それがCLというLDHの映像配信サービスで配信されている「FANTASTICS カジノ」、通称「ファンカジ」であるということを知る。
有料サービスで月額1100円、手を出すには少しハードルが高い。
だが、そのファンカジのおすすめ回シート曰く、どうやら八木勇征はめちゃめちゃ大食いらしいという知識を得る。
まあLDHの男だしいっぱい体動かしていっぱいご飯くらい食べるでしょ〜…と思っていたら、
ほんとにレベチな大食いエピソードが山ほど出てきた。
寿司早握り対決…?寿司をカービィのように吸い込む八木勇征…?まさかそんな…
あんな男が寿司を吸い込む動画、見たすぎる。
調べてみるとYouTubeで予告動画が上がっていた。
八木勇征vs佐藤大樹…ン……?八木さん……どこおる……?えっこれ?!!!?!!
そこに映る八木勇征は今よりモチモチで、金髪で、どこかぽやんとした印象だった。
えええええこわい 時間の流れでもギャップを魅せてくる男八木勇征怖い!!!!!!!!
そしてCLに入り、寿司早握り対決を見た。マジで大食いのうえに早食いだった。
(月額1100円の課金である)
しかもこの対決は2回しており、どちらも見事に勝利を収めていた。
面白い……このFANTASTICSカジノという番組、面白いぞ………
こんなおもしろコンテンツが85エピソードもある……それで月額1100円は安すぎる!!!
スタイリッシュ軍団だと思っていたらとんだおもしろ軍団だった。
そして何より印象的だったのは、
彼らが下ネタをほとんどを言わないということ。
LDHにおもしろ人間がたくさんいるのは知っていたが、結構皆さん下ネタが好きだったりするので純粋に楽しむことが出来ず苦笑い…なんて場面も多々あった。だがFANTASTICSの皆さんはそういうのがない。なんというか、お笑いのレベルが中学生で止まっている(褒めてる)。
外部を貶したり馬鹿にしたりということはしないが、メンバーのことは全力でディスるし、おもしろ失敗には大爆笑するし、成功したときはスゲーー!!ってみんなで褒め合う。仲が良すぎる……。みんなが揃えばなんだって面白い。FANTASTICSというグループが大好きになった。
と、そんな出会いからはもう怒涛の1年すぎて、楽しくて…こんな幸せでいいのかと思うくらい充実した日々だった。
その時行われていたツアーのファイナルが決まり東京まで遠征し、その後の舞台も観に行った。
そしたら次のツアーが決まるし、それ通ってたらまたツアー決まるし……
FANTASTICSのおかげで初めての地に足を運んだり、新しいお友達に出会えたり、とにかく新たな経験をすることが多くなった。
こんなにも推しは人生を輝かせるんだなと再確認する出会いだった。
そして、なんと彼らはこんなにも人気でキラキラ輝いているのにまだまだ「これから」があるグループだ。
アリーナツアーもこれからだし、ドームツアーはまだ先になるかもしれない。
それでも、この夢を追い続ける今のタイミングでFANTASTICSに出会えて、ハマることができて、本当に良かったと思う。
彼らと出会う前より、今のほうが何倍も楽しい。
今でもこんなに幸せなのに、これからもっと楽しいことが待っていると確信させてくれるグループなのだ。
これからもFANTASTICSを応援していきたいし、生涯追いかけていきたい。
こんなことを長々書いていたら新年一発目の推し(堀夏喜くん)の更新があった。通知欄に名前が載っている。これだけでこんなに…こんな…心震わされることって…他にあるんだろうか……とっても幸せだ…………(号泣しています)
八木勇征くんからファンタにハマり、気づいたら堀夏喜くんに落ちていたがその話は長くなるのでまた機会があれば…
美しい彼に、ファンタに出会うきっかけをくれた染谷俊之さんありがとう。今でもずっとメサイアシリーズが大好きです。間宮も、ここに。