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【オーストラリア・メルボルンの旅②】Kokoda Track Memorial Walk (1000 steps)に挑戦する

さて、メルボルン旅行2日目のスタートです!

オーストラリア固有種の鳥たち

朝起きると、昨日とは打って変わって青空が広がっていました。外では Lyrebird(ライアーバード)Kookaburra(クッカバラ)など、オーストラリア固有種である野鳥の鳴き声が元気に響き渡っていて、とても清々しい朝です。

クッカバラ(和名:ワライカワセミ)はパースにも生息しているのでとても馴染深く、私の大好きな鳥です。モフモフしていて見た目はとっても可愛いのですが、「クーッカ、カカカカカカッ」という、まるで人間の笑い声のような鳴き声が豪快で、そのギャップがたまらない鳥です(笑)

Kookaburra(クッカバラ)
これは先日、パースで散歩中に撮影した写真です。
頭がリーゼントみたいで可愛い♡

一方、ライアーバード(和名:コトドリ)の生息地は、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、タスマニアにある温帯(又は熱帯)雨林地帯だそうです。よって、私がこの目でライアーバードを見たのは今回が初めてでした。

野生のライアーバードには初日に遭遇したのですが、残念ながら近くで写真を撮ることは出来きませんでした。「小さめの孔雀みたいだな」というのが、最初の印象でしたね。ダークカラーで、孔雀のように豪華絢爛という感じではないのですが、レースのような尾羽を揺らしており、それが広がった状態が「竪琴(Lyre)」に似ていることから Lyrebird と名付けられたそうです。

そして、ライアーバードの最大の特徴は、その音真似能力です!他の鳥たちの鳴き声はもちろんのこと、なんとカメラのシャッター音やチェーンソーの音などの人工音まで真似できてしまうのです。とても興味深い鳥なのですが、ちょっと残念なのは、クッカバラの声が聞こえると喜んでいても、実はライアーバードが鳴いている可能性もあって、その場合何だか少し騙された気分になることですね(笑)

クッカバラの鳴き声やライアーバードの音真似は、それぞれ英語名で検索すると沢山のYoutube動画が出てきます。ライアーバードのチェーンソー音はなかなか衝撃的ですので、是非探してみて下さい!

ダンデノン丘陵のウォーキングトラック

さて、Airbnbの宿をチェックアウトし、近くのベーカリーで朝食を済ませてすぐ向かったのは、Dandenong Ranges National Park(ダンデノン丘陵国立公園)内にあるウォーキングトラックです。

この国立公園内には、数えきれないほどのウォーキングトラックがあり、その中で最も人気が高いと思われるトラックが Kokoda Track Memorial Walk(ココダ・トラック・メモリアル・ウォーク)、別名 The Thousand Steps(ザ・サウザンド・ステップス)です。その名の通り1000段の階段を上るトレイルなわけですが、それが人気ということは、P氏や私のように、苦行への挑戦が大好きな人が沢山いるということですね(笑)

この Kokoda Track ですが、メインの入口は Mt Dandenong の麓付近にある Ferntree Gully Picnic Ground 側にあります。しかし、私たちはこのトラックを回った後に別のトラックに行くことも考えていたので、車を麓に停めたくなかったのですよね。それ故、今回は One Tree Hill Picnic Ground 側からウォーキング(下り)をスタートさせることにしました。

Dandenong Ranges National Park の見取図(一部のクローズアップ)
私たちは、One Tree Hill Picnic Ground 側から Lyrebird Track を下り、
麓のメインゲートまで下りてから Kokoda Track (1000 Steps)を上りました。
One Tree Hill Picnic Ground 手前のパーキングエリア
周りに他の車や人がいなかったので、正直、セキュリティを心配しました。
Ferntree Gully Picnic Ground 側にメインゲートと大きな駐車場があります。
人が多い分、そちらに駐車する方が格段に安心だと思います。

Lyrebird Track Fitness Steps

さて、車を置いてウォーキングトラックに向かった私たちですが、この辺には多くのトレッキングルートが存在しているため、どの入口が Lyrebird Track に繋がるのか少し分かりづらかったです。ただ、この日は他のハイカーもいたので、彼らの後をついて行き、無事に Lyrebird Track に入り込むことができました(笑)

Lyrebird Track Fitness Steps(ライアーバード・トラック・フィットネス・ステップス)は、名前にフィットネスという言葉が使われているだけあり、坂はかなりの急こう配でした。私たちは下る一方だったので気持ちよく歩いていましたが、上りはなかなかチャレンジングかもしれません。ウォーキング中に何人かの方々と言葉を交わしましたが、トレーニングとして歩いている地元の方も結構いらっしゃいましたね。

Lyrebird Track はあまり景色の変わり映えはなく、同じような景色が最後まで続く感じでしたが、野鳥の声が響き渡る自然の中のウォーキングはとても気持ちの良いものでした。

全長約1.4mの坂道を下りきると、Kokoda Track Memorial Walk との分岐点(本来のスタート地点)があります。そこから更に下るとメインゲートがあり、付近にはトイレや駐車場、ピクニックエリアなどがあるので、私たちもそこで休憩を取りました。

Lyrebird Track からの景色
恐らく標高500mくらいでしょうか
Lyrebird Track の下り道
石畳のような階段がずっと続きます。坂を下りるより、階段を下りる方が楽でした。

Kokoda Track Memorial Walk (1000 steps)

トイレ休憩の後は、いざ、私たちのメインターゲットである Kokoda Track Memorial Walk(ココダ・トラック・メモリアル・ウォーク) へ!

実際に歩いて見て感じたのは、Kokoda Track は植物との距離が近く、温帯雨林の中心を歩いているような気持ちになります。また、倒木などにコケやキノコが沢山生えており、景観もコロコロと変わってとても楽しむことができました!

景観は写真でお伝えした方が分かりやすいかと思うので、ここからはフォトツアーでどうぞ!

トラックの分岐点
向かって左が Lyrebird Track、右が Kokoda Track (1000 Steps) です。
私たちは Lyrebird Track を下ってから、Kokoda Track を上りました。
Kokoda Track Memorial Walk
最初の方は、緩い坂道が暫く続きます。
温帯雨林の植物たち
倒れた丸太に生えるキノコ(可愛い!)
1000 Steps へと続く道
1000 Steps のスタート地点
ここから階段が続きます!
巨大な倒木
美しいコケ
もはやジャングルのような景観
急になる階段
後半になるほど勾配が急になり、道も狭くなっていきます。
休みなく歩くと、息が上がってきます。
ゴール間際


Kokoda Track Memorial Walk は、とにかく温帯雨林の景観が素晴らしく、急な階段を上るのは少し大変ですが、とても素敵なウォーキングトラックでした!階段が苦手じゃなければかなりお勧めのアトラクションなので、メルボルンに行った際には是非行ってみて欲しいなと思います。

ちなみに、私たちが訪れた時は、1000 Steps は上りの一方通行のみで、下ることは禁止されていました(通年かどうかは分かりません)。実際のところ、トラックはかなり急ですし、階段の幅が狭い所も多いです。また、地面が濡れていて滑りやすそうでした。滑って転んで頭を階段に打ち付けたりしたら危ないですからね。下りがNGなのも正直頷けます。とても素敵なトラックだからこそ、行かれる方は十分に注意して楽しんで下さいね!


【オーストラリア・メルボルンの旅③】に続く・・・


~おまけ~
ウォーキングの後の一杯(笑)

Proserpina Bakehouse のテイクアウェイコーヒー
カメレオンの絵がお洒落で可愛いですね!
ケーキやペイストリー、パン、チーズ、お土産品なども沢山あって楽しいお店でした。


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