ナノウさんが好きという話
どうも皆様ごきげんよう。
誰かに刺され。
嵩音ルイです。
こうやって日々を何気なく過ごしていれば、推しとまではいかなくても「これいいな」と思うものってなんとなく在ると思うんですね。
というわけで、ナノウさんことコヤマヒデカズさんの話を少々。
ボカロPとして活動されていて、今はCIVILIANというバンドを組んでメジャーに乗り込んだ方です。
『ハロ/ハワユ』の人だって言えばなんとなく通じるんじゃねーかなと思ってるわけなんですが。
他にも
『3331』
『Waltz of Anomaries』
『ハッピーホロウと神様倶楽部』
あたりが有名かなぁ、個人的に好きかなぁと思ってるやつです。
メロディも染み渡るような物が多いですが、何がってやっぱり歌詞ですよ。
ナノウさんの作風というか、なんとなく抱えているものに「諦観」があるな、と最近気がついたんです。
どうせ期待されてない、何をしても変わらない、私が好きな君は私を愛してくれない、人生にアンコールもやり直しもない、どうしようもない気持ちでいっぱいで、やりたいことも特にないし思いつかない。
それでも。
あなたならば愛してくれますか。
僕ならその扉を開けることができるよ。
めんどくさいね人間って。
という感じで、全て解決できないまでもとりあえず君に救われたい、あるいは君だけでも掬い上げたい。
そんな感じの作風だなぁ、と。
背中を蹴り飛ばす乱暴さもなく、生きにくい社会だねめんどくさいね、わかるわー、とりあえず茶でも飲むか。みたいな。
無理にこちらを起こすでもなく、寄り添って肩を預けてくれるような。
いいよね。(語彙力の喪失)
CIVILIANとしての曲としても、時折そういう曲をお出ししてくれるので嬉しいなぁと思っております。
一番のお気に入りは下記のやつなんですが、如何せん動画サイトにないのでなかなか勧めにくくてですね。
とりあえずspotifyなら使ってる人も多そうなので。
どうでもいい歌。
そんなタイトルあるか?って思って聴いて、すんごい抉られました。
この歌詞はこの人からしか出ないや。
ありがとうナノウさんことコヤマヒデカスさん。
そんなわけで、当時を席巻したボカロP達は総じてメジャーデビューの荒波に乗りがちなんですが、ボカロ界隈を去った後の姿も好きでいられるのはなかなかどうして嬉しいもんだなと思ってたりします。
米津さんもなんだかんだずっと好きだし、ヒトリエも大好きだし。
しかしこういう時に困るのが、僕ってアルバム限定の曲好きになりがちなんですよね。
そういうのまとめた記事もいずれ書こうかと思います。
どうかよしなに。