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明るさと驚きを詰めこんだ「AKARI」で元気をプラス【ストールに込めた想いの話 vol.1】
こんにちは、ルイヌノのルイです。
先週はインプット週間でした。美術館や図書館、そして外歩きをしていろんなものを吸収する。そんな良い時間を過ごせました◎
今年は約5年ぶりのギャラリー個展を控えています。気合いを通り越してドキドキですが、インプットとアウトプットを丁寧に繰り返して、深いものづくりをしたいと思っています〜。
さて!私が日々作っているストールは今全部で9種類あるんですが、ひとつずつ違ったこだわりがあるので、もっとディテールや背景を知ってもらえたらな、と考えていました。
手に取って細かく見てもらっているかのように、店頭に立ってお客さんに直接ストールの説明をしているイメージで、ひとつずつストールをご紹介する連載をスタートします◎ 少しずつ更新しながら、マガジンにまとめていくので、商品選びにもお役立ていただけたら幸いです。
まずはルイヌノの原点である「AKARI」- カラフルカラーについて、お話ししたいと思います!
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◯軽くて、柔らかくて、色あざやか
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まずAKARIは、なんといっても色の組み合わせが特徴!
ルイヌノのストールは、接着剤も縫い目もないのに異素材を組み合わせられる「ニードルパンチ」という加工で仕上げています。そのため、素材本来の軽さとやわらかさも特徴といえます。
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ベースはウール100%のガーゼ生地で、手を当てると透けるくらい薄い!このAKARIは、冬の装いがパッと明るくなるようなカラーを選び、使用しているのは全8色。シルク、羊毛、ポリエステルと素材も多種類使って、巻き方によって違った表情が楽しめるのも特徴です。
デザインはあたたかな灯火をイメージして、色の重なり、遠くからじんわりと光が迫ってくるようなゆったりとした動きを表現しました。
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AKARIストールは、ルイヌノではじめてつくったものだったので、ストールの定番サイズにならって作りました。164センチの私が手足を伸ばしても体がすっぽり隠れる「185×40センチ」サイズ。コンパクトサイズ以外のストールは長さがすべて一緒です。大判は、幅が大きくなっています◎
◯きっかけは、会社員時代の工場訪問
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このストールができたのは、私がアパレルの会社でバリバリ働いている頃です。新作バッグを工場生産することになり、商談に一緒についていくことに。工場の中では大きな機械が湯気を出し、ガシャガシャと音をたて、忙しなく動いていました。
持参した試作バッグを社長が見るやいなや、「あ〜これね」と私たちを奥に連れて行き、この機械で作れるよとさらっと言ったんです。
「えー!?これ全部、手で作っているんですけど、どこまで同じようにできるんですか?」と、私がびっくりしていると、ウールの生地やワタを手にして、実際に機械を動かして見せてくれました。
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異素材と異素材を圧着させるその加工は薄い生地同士でもできることを教えてくれて、もともと羊毛が変化していくフェルト化の加工が好きだった私は目が釘づけ!それが「ニードルパンチ」という加工との出会いです。
にこにこと軽やかに対応してくれる社長と、初めてみるニードルパンチという加工の面白さ・ウールの可能性に、すっかり私は惚れてしまったのでした。
自分の作品をつくってみたい!そんなワクワクした気持ちが抑えきれず、社長に個人の作品を加工してもいいかと聞くと快くOK!そうしてできたのが、AKARIなのでした。
◯残り物の生地を合わせてみたら
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その工場には、ベース生地となる「ウールガーゼ」と、いろんなアパレル会社が残していった生地が大量にありました。そこから自分の好きな色をえらび、切り絵をするようにそれらをカットして、ベースになるウールガーゼに配置。そう、最初は工場にある素材だけで作ったのです。
◯いろんな楽しさを味わえるのがお気に入り
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かれこれ12年前に誕生したストールですが、色褪せないカラーの組み合わせに私自身も驚いているくらいです。当時25歳だった私が、工場にあるものから選び抜いた色とその組み合わせ。40歳目前になった今でも、秋冬のコーディネートのアクセントなってくれて、気持ちも明るくなる。
素材もウールだけでなく、シルク、コットンと複数入れることで、ぽこぽこした感触や高級感のあるテカリ、いろんな楽しさが味わえるのがお気に入りのポイント!
◯コーデのポイントや合う服装
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白をベースに、鮮やかなオレンジ、コバルトブルーが目に付くストールです。
まずは、紺色やグレーと組み合わせてはいかがでしょうか?ジーンズやスニーカーを履いたカジュアルスタイルがいちばん定番スタイルになるかと思います。
もう少し大人っぽくしたいときは、ベージュ合わせ◎ ベージュのロングコートできりっと決めつつ、このストールの明るくハツラツとしたカラーが可愛らしさをプラスしてくれると思います!首元が華やかになり、パッと目がいきますので、ぜひ、アクセサリー感覚で合わせてみてくださいね。
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◯新鮮な気持ちを思い出す、大事な原点
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初めてこの加工をして、反物からストールサイズにカットし、自分の首に巻いてみたときの軽さとあたたかさ。そして何より、嬉しさったらありませんでした。
その新鮮な気持ちを大切にし、ちょっとづつ色やサイズをアップグレードしながらも定番品としてとっても人気の一枚です。巻いただけで、気持ちも明るくなるようだね!と言ってもらえ、私の作ったときの驚きと嬉しさを閉じ込めたようなそんなストールです◎
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