日本IBMの「Access Blue Program」に参加しました|内田悠貴
はじめに
IBMのダイバーシティの取り組みの1つに、障害のある社員や障害のある人々への取り組みがあります。
その取り組みの1つであるインターンシッププログラム「Access Blue Program」(アクセスブループログラム)に参加しました。このnoteはその体験談になります。
Access Blue Programとは
Access Blue Program(以下、Access Blueとも表記)とは日本IBMが実施する、障害のある学生・既卒の方を対象にした長期・有給のインターンシッププログラムです。2019年の案内は以下のリンク先をご覧ください(応募締め切り済み、2019年7月9日参照)。
2019年の応募要項は以下の通りです。
1. 応募条件
以下の条件を満たす方で、インターンシップを通じて何かを学びたいという強い熱意を持っている方
・大学生、大学院生、卒業から5年以内
・障害者手帳を持っている方
・原則、介助者なしでプログラムへの参加が可能な方(情報保障は日本IBMが用意)
・プログラムの実施を行う事業所に通勤可能な方(宿泊施設の用意はなし)
・会社のガイドや研修内容を踏まえて、PCを使って作業を行うことが可能な方
・参加前に個別面談を実施します
2. 募集人数
30人程度
3. 実施場所
日本IBM本社(箱崎事業所) 東京都中央区日本橋箱崎町19-21
※ただし、カリキュラムによって実施場所が変更になる場合があります
4. 待遇他
勤務時間:10:00~17:00 (休憩1時間) ※出勤がない日程の場合には最低4時間の自宅での作業
日給 6158円 交通費は別途実費
保険の申し込み:日本IBMの臨時雇用契約に基づき、労働保険に加入
5. 2019年の実施期間(筆者注:実際の雇用期間)
2019年3月11日~2019年9月30日
出典:https://www.ibm.com/ibm/responsibility/jp-ja/diverse/pdf/ja_jp-hr-ACB2019.pdf、2019年7月9日参照。
情報保障とは:情報保障というのは、聴覚障害を持つ方には手話通訳者の方が口頭での説明を伝えたり、音声認識によるスクリーンへの文字起こしシステムの使用、視覚障害を持つ方にはPDF資料をテキストリーダーで読み上げやすくするために別途テキストファイルで送ってもらう事などを指します。
情報保障はインターンシップ期間中だけではなく、説明会でも行われます。
応募の理由
大学卒業後に就労移行支援の方と共にオープン雇用(障害と必要な配慮を会社側に伝えた上で働く)での就労に向けて活動していましたが、就業経験がない中で、自分自身が働く姿を具体的に描けてなかった事などあまり芳しくない状況だったので、そこから改善する事を考えていた時にAccess Blue Programを紹介されて説明会に行き、どうなるか分からないけれどやってみるかという事で応募を決めました。
説明会
応募前に説明会へ行きました。Access Blue Programスタッフの方の説明や修了した方による体験談がありました。また、Access Blue Programの7カ月間の内容についても説明を受けました。アプリケーション開発プロジェクトなどがありますが、プログラミング未経験者の方も多いので応募しても大丈夫である事と、IT技術に触れる事があるからといって理系の方が多いわけではなく、文系・理系問わず多くの学生・既卒の方が参加しています、という説明を受けました(と記憶しています)。
説明会の資料には、過去にAccess Blue Programに参加した方の大学名の一覧が載っていて母校が入っていました。
<所感>
当初、大学卒業からしばらく経っていたというのもあり、グループで取り組むプログラムなどに対して、果たして無事に出来るのかという不安はありました。
応募
フォーマットが整えられた申し込み書(Wordファイル)とエントリーシート(Excelファイル)を記入し、障害者手帳のコピー(コピー機でスキャンしたPDFファイル)をメールに添付して送信しました。
説明会後の応募プロセスに面接があると書いてあったのですが、私の場合は面接が行われず、必要書類の提出後に参加が決まりました(参加者の中には面接が行われたという人もいました)。
以下、インターンシップの実施内容を紹介します。
3月
諸手続き:雇用契約書へのサイン・押印や健康保険証の手続き(扶養からの脱退と日本IBMの健康保険組合への加入)、年金の手続きなど。
また、貸与されたノートパソコンのセットアップも行いました。
自己理解:類人猿診断やソーシャルスタイル理論を用いた参加者の自己理解・他者理解を行いました。
IT技術系:Javaを用いた基礎プログラミング講義がありました。ここではテキスト資料を用いながら、ノートパソコン上で実行する事を行いました。
<所感>
プログラミングについては今回初めて触れましたが、Javaに関してはコードが読み解けなかったり、白紙の状態からコードを組み立てられなくて精神的にやや辛かったです。挫折…だと思います。模範解答のコードを見て多少いじっていたのがほとんどでした。果たして他のプログラミング言語ではどうなのか…いや、簡単に決めつけられないとは思いますが。
ちなみに、参加者の中には経験者もいましたが、そうではない人もいるので、自分だけができないという状況ではありませんでした。
内省してみると、プログラミングで作りたいものがあるのか?と考えた時に、作りたいものが浮かんで来ませんでした。
4月
ビジネス系:プレゼンテーション基礎や履歴書作成の基本、Excelを用いたデータ分析の基礎など。後述する5月の仮想クライアント提案プロジェクトに向けた小売業界の業界研究も行いました。
IT技術系:HTML・CSS・Javascript・jQueryの概説の講義とプロフィールページ作成の演習、Node-REDの体験講習やIBM Cloudのハンズオンセミナーがありました。
<所感>
HTMLやCSSなどの講義あたりは、自分のはてなブログをカスタマイズする時に多少は触れていたのもあってか、Javaの基礎の講義に比べるとまだ精神的に楽だった気がします。IBM Cloudのハンズオンセミナーは教えられた手順を踏んで動かしていました。
Excelを用いたデータ分析の基礎は決められたデータを用いて、手順も丁寧に教わりながら行ったのでさほど難しくありませんでした。
履歴書作成の基本に関しては、後にフィードバックを受けました。
業界研究は用意された資料を主に用いて行っていました。
5月
仮想クライアント提案プロジェクト
Access Blue Programのカリキュラムの中で大きな山の1つです。
IBMの事業の1つであるお客様へのソリューションの提供に関連して、仮想のお客様を相手に課題解決の提案をチームで行い、お客様の価値創造を目指す、というプログラムです。
2019年次は仮想の小売業の会社をお客様として課題解決の提案を2つのチームに分かれて行いました。
実際にお客様への提案を行う際は、日本IBMの社員の方がお客様役となって行っていました。
チーム内での作業には社内チャットツールやオンラインストレージを使って情報共有を行いました。
<補足>
・チーム分けは自分達で分かれたわけではなく、クラスマネージャーによってチーム分けが行われて参加者に伝えられる形式でした。特に不満とかはありませんでした。
・私はチーム内では主にお客様への提案に向けて他の事例などを調べてまとめを作成していました。
・IBMはIT企業だけれども、お客様への提案にはIT技術に囚われない形も大切だという事も事前のレクチャーなどで教わっています。
SPSSを用いたデータ分析の概説とハンズオン
同じく5月に、SPSSというデータ分析専門ツールの概説の説明を受けて、ハンズオン(体験学習)として自動車産業関連のデータ分析を行いました。講座用に用意されたテキストを用いながらデータ分析を行いました。
<所感>
SPSSを用いたデータ分析を行う手順はハンズオン(体験学習)というのもあり、問題なく進められました。しかしながら、この時はあまり情報を整理できず、整えたデータを自分の言葉でまとめるのは難しいと感じました。
6月上旬
中間報告
全員ではありませんが、参加者の中から数人が選ばれ、山口明夫社長をはじめとする役員の方に向けて中間報告をする機会が設けられました(私ではありません)。
デザインシンキング
現役のIBM社員の方によるデザインシンキングのワークショップが行われました。限られたレゴブロックを使ってそれぞれが考える「アヒル」を作ったり、「夫婦」「スマートフォン」などを絵で伝えるなど様々なお題が課されました。後述するAccess Blueチャレンジに向けて、様々なメンバーがいるチームの中でアイデアを生み出す事や自らの考えを相手に伝える事について学びました。
6月中旬〜8月
Access Blueチャレンジ
5月の仮想クライアント提案プロジェクトに続いて、Access Blue Programのカリキュラムにおける大きな山の1つです。
設定されたテーマに対して、課題解決に向けたアプリケーションをチームで企画して開発・提案するプロジェクトになります。
3チームに分かれました。
2019年次は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた『おもてなし』」がテーマでした。
<Access Blueチャレンジの概要>
テーマ:2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた「おもてなし」
来年開催されるオリンピック・パラリンピックにむけて、どんな「おもてなし」があると嬉しいですか?どんな「おもてなし」が欠けていると思いますか?
評価ポイント:
– 提案するユースケース/機能がユニークである事
– 社会的課題を解決するのに役に立っている事
– 技術の実現に向けた根拠が示されている事
– 既存のAPI群(IBM Cloud、 外部サービスなど)やオープンデータ等を利用することで、提案するアプリの「デモ」がコンパクトかつ具体的に実現されている事
成果物:
– 説明用プレゼン資料(企画書)
– デモ動画(提案するアプリ/システムの動作や操作方法がわかる資料)
– 開発成果物一式
• デモのソースコード等一式
• デモの説明書(構築手順、操作手順、API説明資料、補足資料)
仮想クライアント提案プロジェクトと同じように、Slackやオンラインストレージを使ってチーム内の情報共有を行いました。
私達のチームは「宗教・文化・好み・アレルギーに基づいた食習慣の情報を登録して、それに応じて飲食店を探せる飲食店情報サービス」を企画・提案しました。
私のチーム内での役割は主に既存のサービスに関する調査でした。
他のチームの提案も魅力的でした。
9月
ACEインターンシップ参加者との共同プログラム
一般社団法人「企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE:Accessibility Consortium of Enterprises) 」が主催するインターンシッププログラムの参加者との共同プログラムの開催がありました。
【ACEインターンシップ募集要項PDF】
OJT
仮想クライント提案プロジェクト、Access Blueチャレンジに続いて、Access Blue Programのカリキュラムにおける大きな山の1つです。
日本IBMの実際のビジネス部門で2週間の就業体験を行いました。
私は幕張にある人事ラーニング部署で就業体験を行いました。
<人事ラーニング部署でのOJTの実施内容:内田の場合>
・新入社員研修の進捗レポート作成
・IBMのEラーニングシステム内のコンテンツについての要約レポート
・『人生100年時代と言われる中で業務と並行して学ぶためには』というテーマでの発表:OJTでの最終成果発表にあたる課題
※OJTの受け入れ部門と実施内容は参加者それぞれに異なります。
<所感>
OJTでは上司にあたるアドバイザーの方とほとんど1対1で業務にあたっていました。アドバイザーさんと良好な関係で業務に取り組めたので良かったと思います。また、何かあればその都度声をかけていましたが、アドバイザーの方にしっかりと応じていただけたのも良かった点でした。ありがとうございました。
(どうでもいい事ですが、社内チャットツールの自分のアイコンがのっぺらぼうの状態から脱したのはOJTに突入してからでした。)
スキルアセスメント
初回・中間・最終と3回に渡って就労準備に向けたスキルアセスメントのチェックを行いました。
プレゼンテーションの技法(言語表現・非言語表現・アイコンタクト)、チームでの協働における傾聴や発信、ビジネスマナー、お客様にとっての価値の創出などについて0, 1, 1+, 2の4段階の自己評価を行いました。
スキルアセスメントのフロー図
図表出典:https://www.ibm.com/ibm/responsibility/jp-ja/diverse/pdf/ja_jp-hr-ACB2019.pdf、2019年7月9日参照。
<所感>
スキルアセスメントのそれぞれのチェック項目は十分に達成できていたものではありませんでした。日々の業務に集中しているとスキルアセスメントの項目を意識する事なく進んでしまったので、その点も良くなかったと思っています。
その他
他企業訪問(7月末・8月上旬)
ニチレイフーズ社と清水建設社へ訪問しました。
ニチレイフーズ社への訪問は3日間に渡って行われ、1日目は幕張の研究開発部の見学、2日目は雪ヶ谷事業所での調理実習(冷凍食品を使った弁当作成)、3日目は本社訪問でした。
清水建設社への訪問は5日間に渡って行われました。1日目は東京・木場にあるものづくり研修センターの見学、2日目は越中島にある技術研究所の見学と清水建設社で障害者枠で働く方の話を聞きました。3日目~5日目は本社を訪問し、豊洲エリアにある病院・学校・市場を題材に3チームに分かれて課題解決策を5日目に提案しました。
私達のチームは病院を題材に患者ではない来院者の増加に関する案を中心に提案しました。
先輩社員や技術理事による講演
Access Blue Program期間中に何度か、Access Blue Programを修了し日本IBMや日本IBMのグループ企業で働く先輩社員の方の講演がありました。
この他に、日本IBMの技術理事(Distinguished Engineer、理事とあるが役員職ではなく高位の技術職)の方によるIBM Watsonやデータサイエンス分野をはじめとする先端技術に関する講演が行われました。
また、日本IBMの代表取締役社長である山口明夫さん、IBMフェローである浅川智恵子さんの講演なども行われました。
面談
個人的に就労に関してクラスマネージャーの前田さんとAccess Blue修了の1カ月くらい前から何度か面談を重ねていました。アポイントメントを取って相談すれば、しっかりと応じて頂けたのでとても感謝しています。
修了発表
9月19日に修了発表を行いました。この日が最後の出社日になりました。修了発表のスライドは以下の通りです。
修了発表を終えると修了証と小さなクマのぬいぐるみが渡されました。
クマのぬいぐるみ(左)と金色でIBMと刻まれた修了証のカバー。
修了証には英語表記の名前と人事リードのクリスチャン・バリオスさんのサインが書かれています。
修了証の中身。上に自分の名前、下にクリスチャン・バリオスさんのサインと名前が書かれています。
退職
退職手続きを経て、修了発表の日に社員証と貸与されていたノートパソコンを返却しました。社員証を入れたストラップは貰いました。
名札と社員証のストラップと貸与されていた13インチのMacBook Air 2015。
<出社勤務への所感>
Access Blue Programでは出社日と在宅勤務の日が設定されていましたが、少なくとも出社日に関しては欠勤する事なく全て出社していました。
通勤に1時間30分程かかっていましたが、私自身は、就労において在宅勤務にこだわりがあるわけでもなく、週5日の出社勤務ができると思いました。
<出社について>
通院・学業・就職活動との両立については、クラスマネージャーの方とその都度相談しながら、出社する事もできました。実際に、事前にクラスマネージャーの方と相談して、出社日だけど用事があって参加できなかった場合に、社内チャットツールなどのシステムを使ってリモートで参加する人もいました。就労する上で勤務について報告するのは重要な事なので事前に相談するように、とクラスマネージャーの方から何度か話がありました。
総括
就労に向けて方向性が完全に100%の状態に固まったわけではありませんが、クラスマネージャーの前田さんと面談を重ねて、光明が見えるような形でAccess Blue Programを修了する事ができて、それは良かったと思っています。大学を卒業してからチームで物事に取り組む事から離れていたので、それができるかどうかという不安が参加前はありましたが、改善点はあれど、チームで物事に取り組む事、チームでの業務に取り組む事もできるのではないかと感じました。
また、就労において、社外に向けて自身の成果物を伝えられるような仕事(漠然としていますが…*1)をやりたい事として挙げていましたが、人事ラーニング部署でのOJTを通して、社内を対象とした仕事もやりたい事とは違えど、自分には適しているのではないかと考えるようになりました。
光明が見えてきたこの感覚というか、気概というか、そういうものを失わないようにこれから就労に向けてやっていきます。
*1もう少し詳しく言うと、経験やエピソードで強みなどを伝えるよりも、卒業論文のように「こういうものを作りました」というように伝える方が私にとっては伝えやすいと思っている、というのもあります。
おすすめします
個人的には、大学を卒業してから就労で悩みがあった私は、就労に向けた意欲や就労へのイメージがある程度ながらも描けたので、障害を持つ大学生・既卒の方が就労・就職活動に取り組む上で活用するいくつかの要素の1つとして、または具体的な就労像が描けない場合の手助けとして、Access Blue Programを文系・理系問わずおすすめします。
取材がありました
このAccess Blue Programの期間中、障害者スポーツを中心に記事などを執筆するフリーランスライターの吉田直人さんがYahoo!ニュース特集の取材でAccess Blue Programの説明会から修了日までAccess Blue Program全体の取材のために度々訪ねていらっしゃいました。Yahoo!ニュース特集で記事が公開され次第、こちらで記事を紹介します。
2019年11月27日追記:11月27日にYahoo!ニュース特集に吉田直人さんによる記事が公開されました。記事は以下の通りです。
吉田さんからは修了発表の日にAccess Blue Programの期間中に撮影された写真をいただきました。ありがとうございました。
なぜこの体験談を書いたのか
Access Blue Programの期間中、過去にAccess Blue Programについて書かれた記事を探していました。
すると以下のように、Access Blue Programに携わるスタッフであるIBM社員の方へのインタビューやAccess Blue Program内の一部のカリキュラムに関する記事が見つかりました。
しかし、ウェブ上にパブリックな形での参加者個人の詳細な体験談は見当たりませんでした。
URL別に、
「site:hatenablog.com Access Blue Program」(はてなブログ)
「site:blog.livedoor.jp Access Blue Program」(ライブドアブログ)
「site:blogspot.com Access Blue Program」(Blogger)など、Google検索をして、更にnote内やGoogle検索で「Access Blue Program 体験談」と検索しましたが、見つかりませんでした。そこで、誰も書いていないなら書くしかない、という事でこの体験談を書きました。
また、Access Blue Programそのものが有意義だったからでもあります。
私の障害について
広汎性発達障害で、精神障害者保健福祉手帳3級を取得しています。
謝辞
クラスマネージャーの前田さん、Access Blue Programスタッフの及川さん、梅田さん、日本IBMの人事リードのクリスチャン・バリオスさんをはじめ、Access Blue Programに携わった関係者の皆さんには大変お世話になりました。ここに改めて謝意を表します。
日本IBM箱崎事業所(本社)のビルの外観。
日本IBM幕張事業所のビルの外観。海浜幕張駅方面から撮影。
日本IBM幕張事業所のビルの外観。幕張本郷駅方面から撮影。
【この体験談の内容について】
この体験談の内容は、Access Blue Programのスタッフの方や取材を行っていた吉田さんに事前に確認していただきました。ありがとうございました。
体験談は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
このnoteの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしもIBMの立場、戦略、意見を代表するものではありません。
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