ルイン

ルイン・リーカと申します。 小説家になろうの方でも、投稿させていただいています。 将…

ルイン

ルイン・リーカと申します。 小説家になろうの方でも、投稿させていただいています。 将来、シナリオライターを目指しています。 時間のあるときに更新します。 「更新中」 ・轍のゆくえ 「作成中」 ・???() 「完結」 ・ときをうたうもの ・魔女。。。

記事一覧

轍のゆくえ

第二幕 狐と払い屋  虚翠は生きているのがやっとである。何度も呼吸をして、体を起こし、その日を過ごしてまた眠った。一人きりの生活はやっていけない_何度も自覚して…

ルイン
3週間前
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旅記 Ⅱ 一日目

始めに おはようございます、お久しぶりです。 見事、机の上に積み重なったエッフェル塔よりめ高い書類タワーが消えました。 最後の一枚を手にしたときの感動といったら……

ルイン
1か月前
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轍のゆくえ profile

 現在投稿している轍のゆくえの各キャラのプロフィールです。ネタバレを含みますのでご注意ください。 メインキャラクター、サブキャラクターの順で紹介しております。 興…

ルイン
1か月前
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夏の目標in2024

中間報告 2024年も半ばを過ぎようとしていますが、 春頃に自己紹介をしてその続きとして書いています。 春から夏へ季節が移り変わったので、何か変わっていることがないか…

ルイン
2か月前
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轍のゆくえ

階段を発見して上る。一段一段が高く昇りずらい。文句を言って遣りたいが、言う相手がいない。昇りきったと思ったら、また階段があった。また昇って… 「明らかに可笑しい…

ルイン
2か月前
4

魔女。。。

 我らが父は温厚である。ひたすらにお人好し。今まで生きていたのが奇跡なぐらいには暗殺されかけた。それでも死ななかったのは、父を支える人たちのお陰である。  ファ…

ルイン
2か月前
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魔女。。。

「おはようございます!」 シナイスカーもといシッカーは、アルバイトに励む。何のためという目的はなく、純粋に働くことが好きだった。お客さんの笑顔を見るために働く、…

ルイン
2か月前
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魔女。。。

蘭_ ①花。ラン。 ②国名。優雅と美の街蘭。盛んに人の往き来が盛んであった。XXXX年に崩壊。王✕✕✕の暗殺のため、姫◯◯◯が即位。即位式のその晩。王女◯◯◯は身を…

ルイン
2か月前
4

魔女。。。

朝日が肌を突き刺す。ぐっすりと寝ていたというのに、ヒリヒリと肌を焼く痛みで目が覚めた。カーテンが風に煽られ、ヒラヒラと舞っている。部屋の窓が開けっ放しで、恐らく…

ルイン
2か月前
2

魔女。。。

_準備はいいかしら _ええ、勿論。全部確認してきました。全てが完璧…抜け穴はありません _でかしました。では、行きましょうか _ええ。あ、でもまだ予定時刻の一時間…

ルイン
3か月前
3

轍のゆくえ

狐と本性狐と残穢  適当な部屋に急ぎ足で駆け込む。身を隠せる場所がないか探したが特にはなさそうだ。隠れた部屋は物置だったようで、年代物の着物や骨董品が部屋の端…

ルイン
3か月前
2

轍のゆくえ

狐と反撃弐門前での戦闘 とある森上空。青々とした空…はなく、バケツをひっくり返したほどの大雨である。これは傘では防げまい。さらには遠くで雷が轟く。 「おい、ここ…

ルイン
4か月前
2

轍のゆくえ 弐

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ 意識を流れにまかせて 眠れ、眠れ、眠れ、眠れ もう二度と目が覚めないように、全てを忘れるように 眠れ、眠れ、眠れ、眠れ 目が覚めれば、全て…

ルイン
5か月前
2

轍のゆくえ ~とある子供の話~

昔話。それは人々の間で語り継がれ、現在まで残るかつての話。非科学的なモノもあれば、知識を言葉で表したものもある。  今から語られるは、もう誰も覚えていない。そん…

ルイン
5か月前
1

轍のゆくえ

幼児の腕に抱いた命。あまりにも小さく、力を込めれば弾け飛びそうだ。そっと包むように撫でると、赤子は笑って手を伸ばす。 「嗚呼愛しき子。吾子、吾子。どうか幸福が訪…

ルイン
5か月前
1

轍のゆくえ

愛したが故に 愛して愛して愛して、愛したからこそ…失望した。 今覚えば、きっと自分の理想が高すぎたんだと思う。完璧を求めるあまり、満たさない全てを嫌っていた。 …

ルイン
6か月前
3
轍のゆくえ

轍のゆくえ

第二幕 狐と払い屋

 虚翠は生きているのがやっとである。何度も呼吸をして、体を起こし、その日を過ごしてまた眠った。一人きりの生活はやっていけない_何度も自覚していた。
 参拝者と顔をあわせる度に何度も心配されていた。その度に虚翠は大丈夫だと返事する。それ以外の返事が分からなかったのである。
 そんな虚翠にも家族ができた。口に出したことは無いが、感謝している。彼らが居なければ、きっとこんな神生投げ

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旅記 Ⅱ 一日目

始めに

おはようございます、お久しぶりです。
見事、机の上に積み重なったエッフェル塔よりめ高い書類タワーが消えました。
最後の一枚を手にしたときの感動といったら…言葉に出来ないほどです。こんなところで終わってたまるかと死力を尽くしました。

 そう言えば聞かれましたか、皆様。丨蘭《あららぎ》の悲劇と称される事件。何でも姫がとんでもない性格をしていたとか、なんとか。下手を打てば怒られてしまうので、

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轍のゆくえ profile

轍のゆくえ profile

 現在投稿している轍のゆくえの各キャラのプロフィールです。ネタバレを含みますのでご注意ください。
メインキャラクター、サブキャラクターの順で紹介しております。
興味が湧いたという方がいらっしゃったら、ぜひ本編の方もご覧ください。
小説家になろうの方でも更新させていただいております。

メインキャラクター(前期まで)虚翠

神名:虚翠之狐御霊之身御
神社の祭神。
金髪にブルーアンバーのような瞳。

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夏の目標in2024

中間報告

2024年も半ばを過ぎようとしていますが、
春頃に自己紹介をしてその続きとして書いています。
春から夏へ季節が移り変わったので、何か変わっていることがないかの自己チェックも兼ねてです

今の考え

 現在、私は創作意欲がここ一年(始まったばかりですけど)で溢れ出てます。創作大賞とネトコンの作品投稿に追われ続けた一か月でしたが、それでも楽しいと思えるものでした。
 シナリオを書いてみたい

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轍のゆくえ

階段を発見して上る。一段一段が高く昇りずらい。文句を言って遣りたいが、言う相手がいない。昇りきったと思ったら、また階段があった。また昇って…

「明らかに可笑しい」
「確かにね。館の見た目上、どれだけ天井を低くしても精々三階ぐらい。屋根裏を作っていると、もうちょっと少ないかも」

屋敷がどれだけ古いかわからないが、こんな森奥にある館である。高く建てると手入れに時間と手間がかかるし、周りの育ってくる

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魔女。。。

 我らが父は温厚である。ひたすらにお人好し。今まで生きていたのが奇跡なぐらいには暗殺されかけた。それでも死ななかったのは、父を支える人たちのお陰である。
 ファンファーレが鳴り響き、父の後ろに続いて入場する。注がれる視線に射貫かれながら、歩くとヒソヒソ話す声が聞こえる。恐らくまた途方もないことを話しているのだろう。

「ミコト・バ・マハバリクト・アラギ姫」

堅苦しい儀式を終え、舞踏がメインになっ

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魔女。。。

「おはようございます!」

シナイスカーもといシッカーは、アルバイトに励む。何のためという目的はなく、純粋に働くことが好きだった。お客さんの笑顔を見るために働く、それがシナイスカーの生きる意味でもある。そう感じていた。
 毎朝。シッカーは裏口から通勤してくる。家は近く、ものの数分で通勤できるが、彼女は半時間前に来て、裏方の手伝いをする。

「今日の売り上げはどうですか?」

店長に話を聞きながら、

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魔女。。。

蘭_

①花。ラン。

②国名。優雅と美の街蘭。盛んに人の往き来が盛んであった。XXXX年に崩壊。王✕✕✕の暗殺のため、姫◯◯◯が即位。即位式のその晩。王女◯◯◯は身を投げて死亡。

 メイドや執事が城の中を往き来する。我らが父の誕生パーティーのためである。国を上げて祭りをしている最中だというのに、もう次の祭りの準備らしい。ずいぶん忙しい。

「ミコト姫さま。ジュン様がいらっしゃっています。いかが

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魔女。。。

朝日が肌を突き刺す。ぐっすりと寝ていたというのに、ヒリヒリと肌を焼く痛みで目が覚めた。カーテンが風に煽られ、ヒラヒラと舞っている。部屋の窓が開けっ放しで、恐らくメイドたちが開けてくれたのだろう。彼女らは私を起こしてくれたのだろうが、私には起こされた記憶はない。それほど疲れていて、二度寝をかましたに違いなかった。私を起こすように言われたメイドはこっぴどく怒られたであろう。申し訳ない。

 身体を起こ

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魔女。。。

魔女。。。

_準備はいいかしら
_ええ、勿論。全部確認してきました。全てが完璧…抜け穴はありません
_でかしました。では、行きましょうか
_ええ。あ、でもまだ予定時刻の一時間前ですから。確認事項だけチェックを…
_それ、突撃!狙いは、王女のタマですわ!
_ちょっと待ってー!!!

これは私たちが極悪非道、悪逆の限りを尽くしたと言われる姫の首と取るまでの話

あらすじ
優雅と美の街蘭。蘭に住むアンネは、とある女

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轍のゆくえ



狐と本性狐と残穢

 適当な部屋に急ぎ足で駆け込む。身を隠せる場所がないか探したが特にはなさそうだ。隠れた部屋は物置だったようで、年代物の着物や骨董品が部屋の端に追いやられていた。何をしなくても湿気と埃っぽいニオイが鼻を掠める。それに混じり、白桃のような甘い香りも。

「甘い…神のニオイか」

神には香りがあるらしい。神たちには自覚はないが、妖怪には香りが明確に嗅ぎとることができる。虚翠にも可

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轍のゆくえ

轍のゆくえ

狐と反撃弐門前での戦闘

とある森上空。青々とした空…はなく、バケツをひっくり返したほどの大雨である。これは傘では防げまい。さらには遠くで雷が轟く。

「おい、ここなんだよな」
「うん。ここであってるよ。今日の天気のお陰ですぐに正確な位置が分かったし、中の構造も丸分かり」
「…大層な能力をお持ちで」

風を操り風が吹く場所なら、隠成はどこでもモノを感知できる。遠く離れた場所でも風さえあれば余裕らし

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轍のゆくえ 弐

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ
意識を流れにまかせて

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ
もう二度と目が覚めないように、全てを忘れるように

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ
目が覚めれば、全てが終わっているように

眠れ、眠れ、眠れ、眠れ
私のことなど忘れ、俺のことを

覚えていてくれ

狐と怪しい雲行き

狐と子妖

「見える、見えるよ…あんさん、取り憑かれてるね」

ある神社には人語を話せるだけでなく、妖怪を見ることが

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轍のゆくえ ~とある子供の話~

昔話。それは人々の間で語り継がれ、現在まで残るかつての話。非科学的なモノもあれば、知識を言葉で表したものもある。
 今から語られるは、もう誰も覚えていない。そんな昔の話。

むかしむかしうまれるひ

視界が真っ暗だった。光を探して呼吸をするが、苦しい。生きようと藻掻けば藻掻くほど苦しさは増すばかり。まるで諦めろと言われているようだった。死ぬことが怖かった。いつから生きているのか分からないが、こんな

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轍のゆくえ

轍のゆくえ

幼児の腕に抱いた命。あまりにも小さく、力を込めれば弾け飛びそうだ。そっと包むように撫でると、赤子は笑って手を伸ばす。

「嗚呼愛しき子。吾子、吾子。どうか幸福が訪れませ」

この暖かな時間が続きますように

狐と後日譚狐と帰路

払い屋への潜入が終了した日。花見月と虚翠は、再び大国主命のもとを尋ねていた。

「どうしてくれるんだ」
「…なにが、かな。いや、なにに対してかと聞いた方が正解かもしれない

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轍のゆくえ

轍のゆくえ


愛したが故に

愛して愛して愛して、愛したからこそ…失望した。
今覚えば、きっと自分の理想が高すぎたんだと思う。完璧を求めるあまり、満たさない全てを嫌っていた。
全て完璧でないと気が気じゃなかった。全部を手に入れたいから、足掻いた。もっと頑張ればきっと、私は私のままでいられる。完璧な私。私を見失わずに、ワタシで私以外の存在はいなくなる。
ー私で許してもらえる。愛してもらえる。

狐と裏の会合狐と

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