信仰の多様性の函館山
先月、自分の意志で初めて北海道に行きました。北海道に行くこと自体人生2度目。函館は初めて。
この日、天気はずっと曇っていました。ただでさえ私は写真がうまく撮れないのに、なんか私の写真だと絶望感のある街に見えてしまいます・・・(汗)。
土日を使っての一泊だし、そもそも日曜日の函館マラソン目的で来ているので実際に市内を回るのは土曜の午後から半日だけ。
宿は函館駅と函館山の教会群の中間地点だったので、駅からとりあえず宿に荷物だけ置いて、歩いて山のほうへ。
まずはハリストス正教会へ。
中には案内スタッフさん(教会の事務のかた?)が聖品や蝋燭を販売されてます。拝観に献金200円依頼されます。令和5年に耐震保存工事がされたばかりということもあってきれい。
次に隣接する聖ヨハネ教会へ。
こちらも中に献金箱がありますがスタッフさんはいません。とりあえずさっきの感覚で200円献金。
そしてやはりすぐ隣のカトリック教会へ。
こちらも中にスタッフさんはおらず、献金箱のみ。
カトリック教会の中には、ヴィア・ドロローサ(苦難の道。ゴルゴダへの道)の絵が何枚も掲げられています。野外受難劇を見たりイエズス会系行事と関わりを持つ環境で育っているので、とても既視感があるというか、まあ同じカトリック教会なのでそりゃそうなんですが。
どの教会も信者さんの礼拝の姿はありませんでした。明日の函館マラソン走る人ですね?って雰囲気の1人歩きの人たちが何人かいて、通りでは10人程度のツアーがガイドさんが外観だけを見て回っていました。
(函館マラソン、全都道府県から集合するし、同じ飛行機やバスでも走り屋系とお見受けする人らが相当数いらっしゃいましたが、みんなどこに行ってるのかな‥)
通りも人やクルマの数は少なくて、私にとって最適人口密度。
近くには日蓮宗の立派なお寺もあります。教会の尖塔とお寺の瓦が並ぶ道っていいなーと思う。
浄土真宗 本願寺別院もある。同じエリアにいろんな宗派が共存してて、ほんとにすごいな。
自分の育ったところは浄土真宗系の寺が圧倒的に多かったので、なんだか急にここもまた、馴染みの風景やなとおもった。
正直、函館というと自分にとっては戊辰戦争最終決戦地としての印象が強くて、函館山のことはあまり調べずに来たけれど、なんだかものすごく気に入りました。この、信仰の共存関係と、寛容さや多様性が魅力的。横浜や神戸、長崎と町の感じが似ているけれど、やはり当然ちょっと違う。函館は中華街(南京町)がなくてロシアがとても近い。
また来ないとな~。
そして五稜郭へ。