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親子の自主練

最近近所の公園で朝早くからお父さんと一緒にボールを蹴ってる子供をよく見かけます。マーカーなどを使って一生懸命やってますね。

上手か否かは別として、あるところを見ただけで意味のある時間になってるかどうかはすぐわかります。

表情

やらされてる子の顔はどこか抜けてる気がします。眠そうにしてたり、集中力が無さそうな顔してる印象です。

親の立ち位置

やらせてる親はそれはもう熱心です。笑
「違うだろ!」みたいな大きな声を出してる人も見かけました。
子供が自主的にやってる親は付き添って見守るスタンスが強い気がします。サポートはしますが安全と時間管理をやろうとしてる印象です。

そもそも自主練って。。

自主的にやるから自主練って名前ですけどやらされてる時点で強制練。。
でも子供はやっぱりパパやママが大好きだし褒めてほしいからやらされてる状態でも認めてもらいたいから頑張ってしまいます。
しかしそこから身につく技術は自身の心に落とし込みが出来てないので効率悪いです。さらに疲労が蓄積することで怪我のリスクも高まります。
心と身体がマッチしてないですからね。

親も成長出来る!親の役割

子供たちの可能性は無限大です。自主的にやりたいって思わせるのが親の役目だと思います。
大人は我慢が出来るはず。
気持ちを置き去りにしないであげてください。
もし親が必要だと思ってもやるぞ!ではなく子供からやりたい、一緒にやろう、と言われるまで待ってみましょう。
サッカーが好きでもっと上手になりたい、試合で活躍したいって思う子だったらきっとその言葉が出てくるはずです。
サッカー少年、少女を持つ親は絶対に大変ですが自身の成長にもつながると思います。
仕事にも活かせることを子供を通じて学べるはずです。

私のチームの場合

子供たちには家で練習しよう、とかは一切言いません。宿題のようなものもやりません。
あえて言うならみんなで集まってサッカーして遊べばいいんじゃない?くらいです。
親からもたまに自主練って何したらいいですか?と聞いて来てくれます。ですがその時はピシャリとパパママがやらせないでください、と言い続けてます。
子供から言われた場合にはちゃんと伝えますが苦手なことを克服するよりも得意なことを伸ばす方針で話します。楽しくなきゃ続かないですからね。

サッカーの原点は遊びであり、その遊びの中からヒントがたくさん出てくるはずです。プロのプレーのマネっことかたくさんしてほしいです。
そこから新しいアイデアが出るかもしれない、たくさんボールに触ることでボールタッチが柔らかくなるかもしれない、遊びの中で1vs1で得意な抜き方、奪い方を身につけるかもしれない、どんなことでもいいと思います。自由にサッカーをする環境が成長につながると思います。
今は昔と違ってサッカーが出来る公園や校庭が少なくなってきてると思います。
ですが環境ではなく、子供たちの意思でサッカーをやりたいと思ってもらえるように親、指導者はサポートに徹していきましょう!
サッカーは自由なスポーツです。自由の中から、遊びの中から生まれるアイディアがよりサッカーの世界に引き込んでくれると信じてます。

余談

自分は親にやれと言われたことは一回もないです。自分がやりたい、って言った時には付き合ってくれました。
それが続かなかったから自分は大成しなかったのかな。。笑
父は経験者だったので言いたいことは山ほどあったと思うのですがきっと我慢してくれました。感謝です。
おかげでやらされてる感覚がないままずっとプレーできたので今もサッカーが好きなんだと思います。

あとはとにかく学校の校庭や近くの公園でひたすらサッカーして遊んでました。近所の超絶うまいお兄ちゃんに負けたくないって気持ちでずっと金魚のフンみたいにくっついてサッカーしてました。
そのお兄ちゃんはJの下部組織に引っこ抜かれるほどのポテンシャルがある人だったのでとても敵わなかったんですけどね。笑
でもずっと憧れて負けたくないから必死に、そして楽しくサッカーで遊んでました。


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