食べること
当たり前に毎日食べる
生きるために必要だから
その必要をどう取り入れるのか
母として今は子供達にいろんなものを食べながら舌を育て、味覚を鍛え、食感を味わい、食材を知り、それがどのように調理されその料理になるのか私なりに丁寧に教えている。
ご飯中は食材クイズ
調味料クイズが定番である
大人になったら食材を見て何が作れるか、
何の味を足したらどうなるか
歯応えはどう調理すればよいのか
栄養素は何があって、何が不足するのか
目標は簡単なレシピであれば材料を見ただけで味がわかるレベルにする
作れなくても知ってるだけで選ぶ食べ物も変わってくる。
そう信じて毎日ご飯を作っている。
おかげで好みはあるものの何でも食べれる人に育ってくれている。
私の大切な人が手術をした。
彼女にできることはないか?
治療に関しては口を出さない。だしてはいけない。
なら、旨い食べ物を作ろう。と毎週作り置きを届けることにした。
ついでに体に良いもので、回復を助ける働きがあれば最高じゃない?
もともとよく遊び感覚で『#1時間で何品作れるか』を楽しんでいたが
人に渡すもの
毎日食べても飽きない
渡されたものしか食べ物がない
日が経つ度に味が落ちる
相手の味覚がわからない
作り置きの難しさを知る。
料理はできた時が一番うまいから1週間持たないと思う
『美味しいから全部食べちゃった』が理想
3日以内で無くなってくれたらいいなレベルをつくらないと食材がもったいない
それを踏まえて自分が美味しいであろう冷凍おにぎりもバカほど作る
旨いおにぎりさえあればそれだけで充分だったりするし、
旨いもの食べたらしばらくテキトー飯でいいや
ってなるでしょ?
そんな作戦。
相手の味方がわからないからこそ基本に忠実に丁寧に、けどこだわるところは妥協しない
鰹出汁じゃない鯖むろあじだ‼️みたいな
雪塩じゃないゲランドだ‼️みたいな笑
しかし作れば作るほど『作り置き』の概念が変わる。
明日もこの味を食べたいか?
味変するなら何を足そうか?
3日後も美味しいか?
冷凍しても美味しさは変わらないか?
『〇〇するだけ簡単作り置き』は嘘なんじゃなかろうか?🤔
私の料理を旦那さんが絶賛してくれたようで
『私もそろそろ料理とちゃんと向き合おうと思えた』とのことで2週で作り置きの配達は終了。体調の変化でまたスタートするかもしれない。
そして月に一度の、外食で行った店でまた考えさせられる。
とにかく私には100点満点の店だった。
ランチは2種類、デザート8種類位?
カウンターとテーブル4つの14席の小さなお店
スパイスの資格を持った元パティシエの店主(女性)が1人できりもりするお店だった。
食材にこだわり、自分の味覚に自信があり、それ以外は提供しない
『絶対旨いから食ってみろ!』って勢いすら感じた。そして食べたものは何一つ真似出来ないものだった。
多分好き嫌いが分かれる店なんだろうなと思いながらいつもの『食べながら作り方を考える』が出来ないことに嬉しくなっていた。
しかもミシュラン獲得店とは!
料理を作るにあたってずっと目指すべきものは
『主婦飯の頂点』だと思っていた。
『目指せ!食いたいおふくろの味』だと思ってた。
作り置きで人に提供する料理について考えて
他人の満足度について考えたり、自分の味付けに対して向き合うことができた。
私が足りないのは自分の『絶対うまい』の料理を味わってもらうこと。
全然『自信』が足りない。
甘いだけであまり好きになれないデザートも製菓専門学校に通う娘から基本に忠実なレシピのものを食べて見直した。
ぶっちゃけどこのケーキ屋さんよりもそれが旨い。アメリカかカナダの小麦粉だろうと上白糖だろうと関係ない。めちゃくちゃ旨いのだ。
だったのに今日食べたソルベはさらに上いく突き詰めたデザートだった。
要するに私は味覚経験が少ない。
だから自分の料理に自信が持てない。
誰に食べさせるか、何を目的に食べさせるか
生きていくために食べるを一旦捨てて
『旨いから食ってみろ』
になる特訓を始めようではないか
食べることで幸せになる
『⭐︎幸せを作る女』
次のステップが見えてきた!
梅酢の上がり具合をチェックしながらワクワクしている。
おや、お取り寄せの『豚骨』がそろそろ届くと知らせが来たぞ