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【仕事学舎】こども建築塾 1年目 第4回~構想を図面にして、相手に伝える~
皆さんこんばんは!類塾オンライン教室の久野です^^
今回は、9月から始まっている『こども建築塾』のご様子をお伝えいたします!
類設計室は50年かけて、建築設計と人材育成を追求し続けてきました。
だからこそ、伝えられる技術、成長できる環境があります。
講師をつとめるのは第一線で活躍する現役の建築士たち。
学齢期の豊かな体験は、学ぶ意欲にも、社会に出てからの仕事の成果にもつながります。
“頭と心と身体で学ぶ”プログラムで、これからの未来を担う人材を育てます。
プロと一緒に建築士への扉を開こう!
10/28に行われたこども建築塾「第4回」の活動をお伝えします。
今回は「図面を描いて、お客様にプレゼンする」ということにチャレンジしました。
今回の授業内容
第4回 10/28(土)
午前:【計画】イメージを模型にしてみよう/建築を知ろう
午後:【設計】設計図を描こう
午前の課題
【計画】現地調査をもとにイメージを固めよう/建築を知ろう
前回の授業の続きです。まずは、彩都の山を探索したこと、実際にチームで考えた建物・空間構想を、仲間のスケッチを見ながら振り返ります。(前回の様子はこちら)
2週間経って、「あの時は思いつかなかったけど、もっとこうするのも良さそう!」という追加点も出てきたら、付箋メモやスケッチで描き足していきます。だんだん2週間前の感覚が思い出されていきました。
<事例を見てみよう>
チームで考えた空間・構想を改めて共有したら、今度は世の中の事例を見ていきます。
木を使ったブランコや、ツリーハウス、山のはしご、景色の見える温泉、すべり台や階段、竪穴式住居など…。
「こういう木の使い方いいなー」
「へ~、温泉作りたかったら、お湯が土に流れ出ないようにする工夫がいるんだ」
「はしごって渡るのが怖そう…!丈夫な作りにしたいな」
生徒たちの制作の幅が広がっていきます。
<形にしていこう>
事例も参考にしながら、次はみんなのアイデアやイメージをアウトプットしていきます。
“スケッチを更に具体的にしたい”というチームは、「スケッチ」で、
“スケッチが大分描けたから、模型で立体的な形にしてみたい”というチームは、「模型づくり」でアウトプットしていきます。
<午前の様子>
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<チームで作った模型>
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次はいよいよ、アイデアや構想を図面にしていきます!
<三角スケール(定規)で、図面を描いてみよう>
まずはトップディレクター講師の喜田先生より、図面の描き方をレクチャーしてもらいます。
【図面を描くときのポイント】
・活動イメージを膨らませよう
・スケール感を捉えよう
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![](https://assets.st-note.com/img/1699438742971-THR3mxzPJ6.jpg?width=1200)
1/100サイズ、1/200サイズの平面図・断面図にして、より細かい所まで描き込んでいくことで、活動イメージを更に膨らませていくこと。
どれくらいの大きさになるのかスケール感を掴むことを意識してみようとアドバイスをもらって、図面を描く練習に入ります。
〇15分実践してみよう
三角スケール(定規)の目盛りに合わせて、慎重に線を引いていきます。
講師にもアドバイスをもらいながら練習し、図面上のスケール感と日頃の実寸の感覚をつなげていきました。
〇プロの平面図を見てみよう
次は、トップデザイナーの佐藤先生に平面図を描く所を見せてもらいました。
「みんなの考える構想の中であんまり出てこなかったトイレの平面図を描こうと思います。」
「せっかく色んな木材があるのだから、四角じゃなくて、湾曲のある空間にしてみたいよね」
「女子がおしゃべりしやすいよう、手洗い場は2個にしておこうか」
佐藤先生がみんなに問いかけるように話しながら描きすすめていきます。
そんな様子を見て、“活動イメージを膨らませる”ってこういうことなのか、難しく考えなくてもいいのかと、感覚的に掴むことができたようです。
<実際に図面を描こう&プレゼン準備をしよう>
練習を終えた次は、いざチームで考えた彩都の山構想を図面にしていきます!
「ここから階段を上がって、ツリーハウスのベランダで星をみたり、部屋でごはんを食べれるようにして…」
「壁をマジックミラーにして、温泉に入りながら綺麗な景色を見れるようにしよう」など、
平面図・断面図も描き、デザインアイデア資料・スケッチ資料もたくさん出来てきました。
しかし設計は、考えて終わりではありません。その提案を“お客様”に分かりやすく伝え、「いい!」と思ってもらえることが重要です!
講師からは、
①どんな場所に何を作ったのか
②なぜそれを作ろうと思ったのかを伝えるように意識してみてほしいとアドバイスをもらいました。
<チームの構想をみんなにプレゼンしよう>
聞いてくれる仲間や講師たちを“お客様”だと思って、いよいよ発表です。
チームメンバーで話すことを分担しながら、①どんな場所に何を作ったのか②なぜそれを作ろうと思ったのかを発表していきます。 いつもは代表者からの発表が多かったのですが、今回は前に出るのが苦手な子も、お兄さんお姉さんに背中を押され、勇気を出して一生懸命話す姿が見られました。発表が終わるたび、大きな拍手がおこります。
<午後の様子>
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<実際に発表したプレゼン資料>
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参加生の感想
📍緊張したけど、今日は皆の前で発表することができた。楽しかった!(小5女)
📍山に行ったことで、どんな建物を作りたいかイメージが湧いた。楽しそうかだけでなく、安心安全であるかも大切なのだと分かった(高1男)
まとめ
今日は、図面を描くところからプレゼン発表まで、設計士の仕事の1ピースを実践できた回。
アイデアのまとめ方が分からなかったり、どう形にすればいいのか悩んだり、試行錯誤する様子が見られましたが、最後どのチームも「そんな場所、つくってみたい!」と惹かれる提案をすることができました。
それでも最後の振り返りで、「もっとプレゼンでここを伝えたらよかった」と悔しがる子も。
「もっとできそう」の気持ちをバネに、今後の成長が楽しみです。
次回のブログもお楽しみに♪
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