【前編】驚きあり、発見あり、感動あり。My自然探求の成果発表会の様子をお届け!!
こんにちは、類塾オンライン教室の山本です。夏期講習最終日にオンライン自然探求のクラスにて、My自然探求の成果発表会を実施しました~!!
皆さま本当に素晴らしい取り組みをされていましたので、今回ブログを書きました。ぜひ見てみてください😉
「My自然探求」とは何か?
My自然探求は、オンライン自然探求クラスの夏休み企画です。こちらは自ら選んだテーマで、夏休み期間中に調べ学習を行い、それをまとめ、成果報告会で発表するというのものです。生徒たちからは下記のような様々なテーマが出てきました!!
この取り組みの背景と目的
この取り組みの背景は、夏休みの機会に自らの興味関心から自分なりに調べていく中で、新たな発見や驚きを感じてほしいというところにありました。
普段の自然探求クラスではこちらがテーマを設定し、その中での疑問点をみんなで深め、そのような未知追求の過程を通じて、自然の摂理や自然の面白さを感じる内容となっております。
しかしMy自然探求は、「My」(私の知りたい!深めたい!)を大切にすることで、自分の調べたことから、得たこと、そして、それを発表することで周りから評価してもらう経験を味わってほしいと思っておりました。
そしてそれを通じてかけがえのない力=主体的に学び行く力を身に付けてほしいと思っています。自ら掴みに行った学びは一生ものになるのです。
8月29日(木)の成果報告会の様子
当日、皆さんのご様子はワクワクしながらも少し緊張した面持ちでした。成果報告会までにそれぞれが一生懸命にまとめてくれたり、発表の練習をしてくれていたのだと感じました。
本番は、順番が発表され、ひとりの持ち時間は2分。そして質疑応答を3~4分という時間の中で行われました。ひとつずつ紹介します。
1.カンガルーの生態に迫る(小4S君)
いつも探求心と持ち前の明るさで周りを巻き込むS君、今回はカンガルーの生態を調べてくれました。なぜカンガルーを選んだのかというと、オリンピックでボクシングを見ていた時に、ボクシングのような動きをする生き物がいるのかなと思ったときに、カンガルーが浮かんだのだそう(確かに戦い方はボクシングそのものですね(^^♪)。
カンガルーの体の特徴、名前の由来、そして歴史。それだけはなく、昔の姿と言われている生き物と今のカンガルーを比較し、どのような点で身体的な構造が引き継がれていて、どこが今と異なっているのかを言及してくれました。
更に、調べている間に「なぜオーストラリアにしかいないのか?」という疑問が湧いたそう!。仮説を自らで立てて、調べた結果、大陸が陸続きだった頃にアジアの温暖で住みやすい気候に適応していった結果なのではないかと、解説してくれました。
最後は、一押しの面白カンガルーの写真を見せて終了。みんなから笑い声や、拍手が沸き起こりました。
2.素数ゼミ大量発生(小3S君)
みんなを安心させながら、みんなとの追求を楽しめるクラスのリーダー的存在。勉強も頑張りながら「好き」をとことん追求するS君。
今回は素数ゼミの大量発生について、深めてくれました。素数ゼミとはなに?!なぜ大量発生するの?そのメカニズムを数学的にひも解いてくれました。
221年ぶりに大量発生。今年、アメリカの素数ゼミは13~17年を地中で過ごし一斉に出てきた珍しい年だったのだそうです。
素数とは?1とその数自身でしか割り切れない数字。13年ゼミと17年ゼミの最小公倍数である221年で大量発生したそうです。彼は、ひとつの答えではなく、いくつかの説が出されていることも紹介してくれ、みんなが考えるきっかけになりました。非常に興味深い現象です!!
「自然界と数学には、深い関係があるので本当に興味深いです」と締めくくってくれたS君ですが、本当にその通り。自然の中にはまだまだ数式がたくさん眠っていそうです。最後にみんなへサプライズ。友達から素数ゼミの声をもらったそうで、みんなに聞かせてくれました♪
3.ピラルクの生態(小2Nさん)
いつも笑顔が素敵で、リーダーになったときにはみんなの発表に対していつも「言ってくれてありがとう!」と声掛けができる素敵なNさん。
発表冒頭でNさんが「ピラルクの追求をしました」と発言したら、みんな聞き馴染みのない生き物なので「ぴらくる!?」「ぴるくる!?」となっていました(笑)。
なぜピラルクの追求をしようと思ったのかというと、Nさんのパパがガイアナ共和国でピラルクを釣って、気になったからだそう(パパ凄い!!)。
彼女の発表は、身長、体重、住む場所、食べ物などをただ発表するだけではなく、「問いを立てて→仮説を考え→調べる」という手順で説明をしてくれました。とても素晴らしい思考法です。
印象的だったのは、Nさんの予想では、身体の大きさは1mだったそうですが、実際は2m~3mもあるのだとか(世界最大は5mもあるそう)!実際に机に立って、高さを試してみたら、、驚いたそうです。
またピラルクが住んでいる水域の水温も、台所から出る水道の水と比べて予想してみたり、食べ物も小さな魚を食べると思ったら、鳥も食べるという驚きを共有してくれました。体感すると更に驚きが生まれますね。
ぴったり2分で発表しきり、みんなからもすごい!というお声が生まれました。よく練習してくれたんじゃないかな~!
4.野菜の切れ端から育てて再生できるかチャレンジ(小4D君)
グループ追求の際は、いつも鋭い切り口から、みんなの思考を広げてくれるD君。彼の素晴らしいポイントは、その緻密な実験と観察でした。
今回、彼が「野菜の切れ端から育てて再生できるかチャレンジ」をしようと思ったきっかけは、普段捨てられてしまう野菜の切れ端から、野菜が育つことができれば、環境問題にも良いし、食糧問題も解決できるからと考えたから(素晴らしい切り口です!!)。
実験条件を合わせ、しっかりまとめてくれました。無農薬で実験を行い、根がないものとあるもので再生する違いが出るのでは?と仮定を立ててくれました。
結果、各野菜の中で再生に成功した野菜があったそうです。実際に食べてみたのだとか。再生失敗の原因予想としては、水不足や虫が原因なのではないかと結論つけ、今回実験をしたことで、適切な温度が必要であること、また無農薬栽培の難しさを知ったそうです。
後編へ続く
どれも本当に素晴らしい発表でした!!
後編でも、白熱した発表をご紹介します!後編はこちら→
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