ママたちへの呪い
育児に悩むママがいろんなモロモロをポロポロと吐き出しに来られました。
いやー。あるよね。あるある。
ひとしきり吐いて、泣いて、最後は笑って帰られた。
私は最後に「はい。呪いは解きましょう!」とバイバイして。
そう。呪いなのですよ。
まずね、
寝ない
泣き止まない
食べてくれない
おむつ替えのエンドレス
授乳のエンドレス
熱出した
湿疹出た
思い通りにならない
そんなことのオンパレード。
泣きたいのはこっちだわよね。
なのに、あるあるなのは、
母親はこうあるべきでしょ呪い。
そりゃ、追い詰められるわ。
そういえばその昔。
私の娘がまだ幼稚園くらいの頃。
知り合いを通じて、姓名判断する人と出会った。
頼んでもないのに、私の名前と娘の名前を観て、
「この子、なんでこの名前にしたの?」と聞かれた。
これこれかくかくしかじかの思いをこめて。と説明したら、
「いやー、こりゃだめだわ。気持ちはわかるけどね、画数がすごく悪い。
この子のこの名前が持つ宿命によって、この子が思春期になる頃、
どうにもこうにも親の手に負えない子になるよ。下手したら犯罪の可能性も」って言われた。
普通にドキッとするよね。え。どうしよってなる。
でも、そしたら、その人が出してきたのは印鑑のリーフレット。
「旧字体で印鑑作って(画数が変わるから)、この子の持ち物全てに捺してあげることによって、この子の運命が変わる」って。
単純に印鑑(しかも高額の)を売りつける悪徳商法だったのだ。
私はもともと気が強いので、頭にきて、
「この子がどうなろうと、私が産んで育てた子なので、私が責任持ちます!」って、失せろ!ばかやろー!くらいの勢いで言ったw
まぁ、これは極端な話だけども、子育てで日々言われてること、
ママたちが置かれてる環境ってこれと似たり寄ったりだと思う。
〇〇しないと××なるよ、的な。
布おむつじゃないと・・・
母乳じゃないと・・・
離乳食は・・・
呪いというか脅しだよね。
大丈夫、どんな子育てしたって、子どもは育ちたいように育ちます。
そこに愛情さえあれば。
愛情なんてね、あるから。
たまに「子どもを愛せない」って聞くけど、それも、世間にかけられた呪いによって、愛せなくなってる気がしてるだけだから。
ママが自分をもっと許してあげたら、呪いは解けます。
ママが笑顔でいること。
ママがごきげんさんであること。
これが一番なのです。
呪いが解けて、笑顔になったママは、
「早く保育園にお迎えに行って、ぎゅ〜ってしたい!」って
はちきれんばかりの笑顔で手を振っていかれました。