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〝彼女がその名を知らない鳥たち〟を読んで。観て。
最近、ほんとに本を読むのが楽しくて
疲れて帰っても、本を読むのが日課になってる。
先日、光浦靖子さんがテレビでオススメしててその紹介の仕方も「あ、なんか読みたいな」と思わせてくれる紹介やったから、買ってみたこの本。
元々、ミステリー小説とかサスペンス系とか好きだからってのはあるけど、読み終えて、ほんとに衝撃だった。そして、勢いで映画も観てその創りの巧妙さと、キャストのこの人しかいないだろうという選出と、完璧な演技にほんとに感動した。
これはいろんな感想が生まれるんだろうな!って思う。だからこそ、いろんな感性をもった方の感想が聞きたいっていうのが本音。
考察とか読んで、ほほーってなったけど
やっぱり1番感じたのはね
愛すのと、愛されるのはどちらが幸せか
きっと、こういう問いについても、絶対こっち!って言いきれるとは思えず、それは50:50が1番幸せなんだろうとは思う。
ただ、物語の彼は、愛することができれば、それでいい。何を言われても何をされても、確固たる信念で愛し続ける。
そんな人がいるのかと。
そんなことができるのかと。
自分はどっちかというと、愛すより愛されたい方が強いから、その考えに共感できたかと言うとちょっと違うんだけど、胸がきゅーっとなる思いを終始感じていた。
本を読んだり、映画を観たりすると、感情移入してしまうタイプであるが故、普段は主人公に感情移入してしまうのだが、これに関しては、ほぼ主人公の気持ちにはなれなかった。
主人公とはかけ離れた考え方だからなのか、ある種病的なくらいに、心の拠り所を探しているからなのか。
癒しをどこに、何に求めるかという考え方の違いなのか。
うーん。わからない。
でも、ここ最近の中では間違いなく上位に入るくらいの「いい」作品だった。
ハッピーエンドと感じるか
そうではないと感じるか。
幸せになれたのか
なれていないのか。
愛するとは。愛されるとは。
非常に考えさせられる、1冊でした。
気晴らしに、ボッコちゃんと鬼滅20巻を読んで、その後は、オススメしてもらってる本をひたすら読んでいこうと思う。
本は素晴らしい。