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算命学とは

算命学は古代の中国人が、自分は何故生まれたのか、人生は何の為にあるのかという疑問を持ったのが始まりとされています。
そして、天体、海、山、川、天候、季節、動植物、あらゆる自然物を長い長い年月をかけて観察し、


自然には目に見えない力が働いているのではないか?人間も自然物であればその影響を受けているのではないか??


それを解き明かす鍵の様なものを次々と発見していき、中国の春秋戦国時代、(その頃の日本は縄文末期~弥生初期)に体系化されたそうです。
その頃の中国は儒教、道教など、多くの思想や学問が花開いた時代です。
儒教の教えの中に、「親を敬い大切にしなさい」とありますが、算命学では、「親を大切したらどうなるのか?」を突き詰めていくという事をしました。
人生には自分の意志ではどうにもならない事が沢山存在します。
運勢の様なものが存在するのではないか??
運勢を左右しているものは何か?


辿り着いた答えが、人間は自然物であるという自然思想です。
古代の中国人は人間も他の動植物と同様に自然の産物であると考え、自然の法則が解明出来れば人間の運勢が分かるのではないか??
この様に生まれたのが算命学です。
なので、算命学は初めから【占い】をしようと思って作られたのではなく、人間と自然を研究していった結果【占い】が出来る様になった【勉強】ですので、技法にも全てに理論があります。
自分が生まれてきた理由と役割を知る、それが算命学の目的です。
動物や植物など自然界に生息するものは自分に合った環境で繁栄します。


砂漠ではラクダは生きられますが、ペンギンや熊は生きられません。
パパイヤは南米、沖縄や鹿児島でよく育ちますが、シベリア、北海道などでは育ちません。
同じ様に人間もその人に合う環境でその人に合う生き方をしていれば、最も自分らしい人生を送れるはずです。
宿命通りではない生き方をしてしまうと自然の法則から外れる事になり、淘汰を受けてしまいます。
それが、病気、事故、仕事の失敗、家庭不和などの「禍」となってあらわれます。
【気】という自然界に存在する目に見えないカ
自然から与えられた【気】をあらわすものが【宿命】です。
宿命通りの生き方をする事が最も生きやすく、自然から与えられた役割を果たす事になります。

宿命から外れていけばいくほど自然から淘汰を受けます。
実際に世の中には親孝行をして、幸せに暮らしてる人もいれば、親孝行なのに早く死んだり、親の面倒をみることで自分の人生を犠牲にしてしまう人もいます。親と同居して結婚が失敗したり、親の言う事を聞いて家業に失敗してしまうこともあります。
「親を大切にしなさい」というのであれば親を大切にしたらどうなるのか、大切にしなければどうなるのかというところまで分からなければ意味がないと言う考え方が算命学の根底にあります。


人にはそれぞれの宿命があり、親の跡を継ぐのが宿命通りの人もいれば、早く親から離れた方が幸せになれる人もいるはずです。
長男に生まれたからといっても必ずしも親の面倒を見た方がいいとは限らないという事になります。
親を大切にしなさい」というのであれば親を大切にしたらどうなるのか、大切にしなければどうなるのかというところまで分からなければ意味がないと言う考え方が算命学の根底にあります。
人にはそれぞれの宿命があり、親の跡を継ぐのが宿命通りの人もいれば、早く親から離れた方が幸せになれる人もいるはずです。
長男に生まれたからといっても必ずしも親の面倒を見た方がいいとは限らないという事になります。

春秋戦国時代に体系化された算命学は、秦の時代には、宮廷内部の秘伝とされ門外不出、一子相伝の運命学とされ、国が滅んでも次の王朝に受け継がれていきます。
中国で4000年受け継がれて来た算命学が日本に伝わったのは、第二次世界大戦後に算命学の伝承者が亡命した時だそうです。

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