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マネージャーの存在意義について

私、なんでこんな仕事してるんだろう?この仕事私じゃなきゃだめなのかな?マネージャーの存在意義って何?これらの問いは高校や大学で体育会系の運動部に所属するマネージャーなら恐らく誰もが通った道かなと思います。

僕は大学で体育会ラグビー部に所属しています。このnoteではそこで学んだことの1つ、「マネージャーの存在意義」に焦点を当ててみたいと思います。学んだことっていうほど大した考えではないですが、現役大学生の意見として誰かの役に立てればそれは最上の喜びです。

そして、半年ぶりのnoteってことで、書きながら感覚を取り戻したいと思います。



①導入

まずそもそもの話ですが、日本全国に部活は無数にあります。みなさんこれら全ての部活に共通する存在意義ってどんなものだと考えてますか?この先読むのを一旦やめて考えてみてください。










僕なりの答えを先に記しておくと、「ない」です。

現時点の僕の考えでは、部活の存在意義なんてたいそうなものは"普遍的には"ないと思います。


企業のクラブや国を背負う代表チームならば、企業の広告塔としての役割を期待されることもあるでしょうし、その国でそのスポーツをする人みんなを代表して戦うことにその存在価値はあるでしょう。

これらは誕生と同時に存在する意味を与えられた特殊なスポーツ集団の例です。

誕生するときに普遍的にそのようなものを背負うケースは学生の部活動ではあまりないと思います。




②多様な存在意義

では存在する意味がずっとないものなのかと言われるとそうでもないと思います。その集団がチーム作りを行っていく中で自然と決まっていったり、存在意義を考えて決め、それを達成するために動くこともあります。

例えば地域貢献を掲げてみたり、心身の成長を目指してみたり。


そうなれば、「同じスポーツの同じリーグに所属する」団体でも存在する理由が様々である、といったような現象が起きると思います。

その団体が持つ歴史や文化や人の気質によって存在意義はころころ変わるのです。それだけ集団が持つ「存在意義」とは誰もが独自に持てるものであると思います。



それと同時にはかないものなのだとも言えます。



これは覚えておいてほしいです。我々学生スポーツにおいて存在意義なんてものはすぐ変わるし、すぐ消えるのです。




③マネージャーの存在意義とは

マネージャーの存在意義もそれと同じで、チームによって様々で、人によっても様々で、決まったものなんかないと思います。


集団の中での自分の存在する意味に悩む人に伝えたいのは

「マネージャーもプレイヤーと同じく立派な主役だ」

ということです。


直接勝利に関わることはできない上、どうしても脇役になりがちな仕事が多いのが現実だと思います。


それでも私って必要なのかな、、、、と自らの不可欠性の有無に悩む必要はなくて、もっと楽しめばいいのだと思います。

主役なんだから。


「プレイヤーをサポートする」というのはあくまで名目上の役割であって本質的なものではないと思います。


言うなれば本来の役割はチームに所属することで「幸せになる」ことであり、チームメイトを「幸せにする」ことです。

自分は今幸せだろうかと問うこと、チームメイトはあなたがいて幸せだと言うだろうか考えてみること。本質的な役割の第一歩はこれだと思います。


幸せになりたい、幸せにしたいと思うならプレイヤー同様に、チームのためにできることはなんでもすればいいと思います。
もう分かる人もいるかもしれないですが、言われたことだけをやって幸せになれないなら、新しいことをすべきです。「今までやっていなかったからやらない」ではなく。



それが主役、主人公のやるべき仕事です。
それが替えが効かない存在になる近道になります。



ここではただ一つの正解の形を見つけることに価値があるのではなく、一つの方向性を探す行為自体に価値があるのだと思います。

その意味ではこの場に正解不正解はないし、失敗もありません。




④最後に

僕の好きな言葉に

「鎖の強度は1番弱い部分で決まる」

というものがあります。

チームをひとつの鎖に例えるあたりも好きなのですが、この言葉に気付かされることがあります。


僕らはどうしても集団のリーダーや最も強いところに興味関心が向きがちです。そこにチームの色が出ているような気がして気になってしまうのです。

しかし本当にチームの強さを表すのは最も弱い部分のはずです。


勝ち負けに直接関われない、プレーに参加できないマネージャーこそ強くなければいけません。


考えるべきはチームにどう関わるかです。




チームの強度は彼ら彼女らにかかっています。



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