”ラグビーインド代表監督で得た学び” #12 パラダイムシフト
日本ラグビーフットボール協会公認 S級コーチの神宮寺です。
今回は2018年にインド代表監督としてアジア選手権に出場した際のスペシャルな経験から得た学びを綴りたいと思います。私がコーチとして得た学びが皆さんのコーチングを豊かにするお手伝いができたら幸いです。
前回までのまとめ
前回までの学びのまとめとして、まずは観察する、そして対話を重ねて彼らのカルチャーを学ぶことが重要だと気づいた。なぜならば、相手が良い学び手になる準備をすることからコーチングが始まるからだ。
興味を持ってくれる人の話に人は関心を示す。
そして効果的なコーチングにつながる。
パラダイムシフト
この学びから、自分の中にある常識にパラダイムシフトをおこし、恐れず新しい価値観をもって練習に取り掛かろうと誓った。
その中でも、以下6点に対して考慮しながら練習Menuを作成することが、
彼ら(インド代表)が最適に学べる環境ではないかと考えた。
新しいコーチングスタイルへのチャレンジ
これらの条件にそって練習を作り上げるには、やはり今までの常識を壊して新しいチャレンジが必要だった。
そこで導入した練習スタイルが、ビックマックSTYLEの練習方法だ。
次回Vol.13でBIG MAC STYLEの練習方法について書いていきたいと思う。
彼らを観察し対話をしてカルチャーを学ぶと、自分自身がすでにインドカルチャーに馴染んでいるのがわかる。
この頃には居心地も良くなってきていたんだよね。
<学びのまとめ>
●相手に良い学び手になってもらえるような行動をおこす
●興味を持った人の話に人は関心を示す
●自分の常識にパラダイムシフトを起こす(新しいチャレンジを恐れない)
●選手が最適な学びができるように環境を整える
▼コーチング事情についてのまとめはVol.9-Vol.11 をご覧ください