ラグビー大学選手権ベスト15 ハーフ団編

さあいよいよバックス編に突入しました。

今回はチームを操るハーフ団に注目したいと思います。昨年は優勝した早稲田大学の斉藤ー岸岡のコンビが圧倒的存在感がありましたがその2人が卒業した今年はどうだったのでしょうか。

まずはSHから。

9番 藤原忍/天理大学 

満場一致ではないでしょうか。天理の攻撃力を支えたSH藤原選手、この4年で最も成長した選手と言っても過言ではないでしょう。昨年の準決勝では早稲田の齋藤に差をつけられましたがトップリーグでの再戦が楽しみですね。

藤原選手の凄さは何かといえばそのスピードとそれを80分間継続するスタミナが1つ挙げられるのではないかと思います。現代ラグビーにおいてクイックボールを出すということはAT時に最も大切なことの1つだと思うので、ブレイクダウンのボールの状態が悪くてもクイックでボールを出してくれる藤原選手はチームに勢いを与えてくれます。

またもう1つの武器としていい意味でのずる賢さも挙げられるのではないでしょうか。ATが停滞しているときに相手のオフサイドをもらいにくプレーであったり、ロールアウェイしない選手にボールを当てたりと何もない状態からPKをもらうこともできます。また相手の隙をついてサイドアタックを仕掛けるなどラグビーIQの高さを生かしてチームに貢献してましたね。

他チームに目を向けてみると早稲田の小西選手、明治の飯沼選手などが活躍していましたが、藤原選手との差を見せつけられた形となりました。昨年の藤原選手のように今回の経験を糧にして来シーズン以降の活躍に期待したいと思います。


10番 松永拓朗/天理大学 

SOもこの人で間違い無いのではないでしょうか。天理大学の頭脳とも言える松永選手。前へ仕掛けながらFWに放つパス、正確なキックなどSOとして必要な能力を兼ね備えていると思います。大産大付属時代から松永兄弟として名を馳せており1年から天理のSOとして経験を積んできました。2年前の悔しい準優勝を知っている選手としてチームにいい影響を与え続けたのではないかと思います。2年前は準々決勝で足を骨折しながらでしたが、今年は万全な体調で素晴らしいパフォーマンスでした。東芝に進むとのことですので、ここからの活躍も楽しみです。

また東芝には明治森選手、帝京マクカラン選手、昨年の東海眞野選手などSO,CTBに好選手が集まってます。どんな組み合わせがあるのか楽しみですね。

最後に取り上げたいのは明治大学副将、山沢京平選手。

1年から紫紺のジャージを背負い下級生時はキックチャージなど荒い場面も見れましたが昨年からSOに活躍の場を移して才能が爆発。圧倒的なスピード、キックを武器に明治大学の対抗戦制覇に貢献、しかし決勝では早稲田に敗れその悔しさを今年に、、というところでしたがまさかの前十字靭帯断裂という大怪我でシーズンは欠場となりました。

私たちには想像できない悔しさが本人あったと思いますが、チームマンとしてチームに貢献したそうです。ファンとしては彼のプレーが今年見られなかったのは残念でなりませんでしたが、今回の怪我を糧に今後の日本代表入りを期待しましょう。

以上です!

次回はCTB編です。お楽しみにー


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