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ラーニングピラミッドとアクティブラーニング

こんにちは。

ラーニングピラミッドを見ると、「グループでの討議」や
「自らの体験」、「他の人に教える」などの学習形態が
学習の定着率を高めています。

これらの学習形態が「アクティブラーニング」と言われているものです。

従来の、教師から生徒への一方通行授業。このような、生徒からすると受け身の授業は学習内容の定着率が低いということになります。

ラーニングピラミッドとアクティブラーニング。この二つの関係を見ていきましょう。

アクティブラーニングとラーニングピラミッドの関係

ピラミッド下部の学習方法がアクティブラーニング:ラーニングピラミッドの下部にある「議論」「実践による経験・練習」「他人に教える」といった学習方法は、まさにアクティブラーニングそのものです。

能動的な学習が定着率を高める:どちらも、学習者が主体的に学習活動に参加し、アウトプットすることで、学習内容の理解を深め、長期的な記憶に繋げようとするという考え方を共有しています。

多様な学習方法の組み合わせ:ラーニングピラミッドは、様々な学習方法の有効性を示しており、アクティブラーニングもその一つです。効果的な学習のためには、これらの学習方法を状況に合わせて使い分けることが重要です。


まとめ

アクティブラーニングは、ラーニングピラミッドの考え方を具体的に実践するための一つの方策と言えるでしょう。ラーニングピラミッドは、アクティブラーニングがなぜ効果的なのかという理論的な背景を提供し、アクティブラーニングは、ラーニングピラミッドの考え方を実践的なレベルで実現する方法を示しています。


なぜアクティブラーニングが効果的なのか?

深い理解:自ら考え、行動することで、単なる知識の詰め込みではなく、深い理解へと繋がります。

記憶の定着:能動的に学習することで、情報が長期的な記憶に残りやすくなります。

問題解決能力の向上:様々な状況に対応できるような、柔軟な思考力や問題解決能力が養われます。

学習意欲の向上:主体的に学習することで、学習に対する意欲が高まり、継続的な学習へと繋がります。

ラーニングピラミッドとアクティブラーニングを活かすために

学習者の主体性を重視する:学習者が自ら課題を見つけ、解決策を考え、行動できるように促しましょう。

多様な学習方法を取り入れる:講義だけでなく、グループワーク、ディスカッション、実習など、様々な学習方法を組み合わせましょう。

フィードバックを積極的に行う:学習者の活動を評価し、具体的なフィードバックを与えることで、学習意欲を高め、改善を促しましょう。


ラーニングピラミッドとアクティブラーニングは、効果的な学習を実現するための強力なツールです。
これらの概念を理解し、実践することで、学習の質を向上させることができます。



学習者が学習活動に積極的に関わる活動が、有効なのですね。受け身はいけません。

私は保健体育の教員でした。体育は教師主導で授業が行われることが多いですね。安全に授業を進めるためにも教師主導は必要な面もあります。

高校では、1、2年の頃は、教師主導。3年生は、グループ学習。グループ内でリーダーを決めて、リーダーが予め授業の中身を考えてきて、それをグループ内で実践していく、という形の授業を行なっています。リーダーは順番に変わっていく、というのが一般的ですね。これはアクティブラーニングの学習形態だと思います。

この形は、もう40年ぐらいやっていますね。卒業後にスポーツに親しむためには学校の体育で、実際に、リーダーになってスポーツ指導するという経験をしてみる、ということから始まったのだと思います。保健体育科、中々進んでいましたね。

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