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肺に『転移』(多分)した時の話(第二ステージ突入!)

疲れた時・ストレスの時、私は切り花を買って飾りたくなる。

通常はアリストロメリアのつぼみの多めのものを買ってきて水換えとカットだけでポンポン咲かせて1ヶ月くらい楽しむ事が多い。

でも今回はちょっと違う。
かわいい子ちゃん達と出会って衝動買いしてしまった。

普段、お花屋さんが選んで作る花束は買うことはないが、見かけた瞬間なんかズキューンと来てしまった。

大好きなアリストロメリアと大好きなひまわりの組み合わせってアリなんだなと気づかせてもらった。

今回買ったアリストロメリアは蕾がないので1〜2週間くらいもてば良いなと思っている。

好きな割に飾った事のない小さなひまわりはどのくらいもつのか楽しみ。ワクワク。



さて、そろそろ子宮体がんから肺に『転移』した“第2ステージ”の話に進もうと思う。

2022年12月中旬。
定期的に確認しているCT検査を行った。

年末年始は2年ぶりに美味しい口でご馳走を食べられる幸せに浸っていたが、当然ながらブクブク太ってしまった。

年明けのCT検査の結果を聞いて、特に何もなければスポーツクラブで筋トレしたりエアロビとかやりたいなぁ〜ってどこに通うか考えていたところだった。

年末年始とはいえ、CT撮って転移があればすぐ連絡くるでしょう。って勝手に思い込んでいた。年が明けてるってことは・・・余裕余裕。

2023年1月上旬。予定通りCTの結果を聞きに行った。

なんか、いつもより採血の本数が少ないぞ。あれ?血圧と体重測定もないぞ?
良い予感なのか?悪い予感なのか?なんらかのフラグが立っている感じがした。

う、ううーん。
絶対に気のせいだが、いつもより診察室への扉が重たい気がした。

いざっ!

「本当はこの検査でなんともなかったら毎月の通院から3ヶ月〜半年に1回の通院にしようと思ってたんだけどさ」

担当医は目の前の大きな画面にCTの画像を開く。

「肺のこの辺に1つ影があるんだよね。院内紹介状出すから、今からすぐ呼吸器科の先生に詳しく見てもらってきて!」と言われた。


看護師さんに「今日の呼吸器誰?え?あぁ〜。・・・あのさ、A先生院内にいたら捕まえてどうしても今すぐ見てくださいって言って!」とか言っている。

いやぁ〜緊迫しとりますな。
ああ。私の事か。
なんかすみませんのぉ。
と言う感じでスローモーションというか、まるで他人事のような気持ちで診察室出てヨシを待つ。

「次回ご家族と来てね」と言われた。またか。

そして、診察室を出たところから一気に現実になる。

・・・ああ。まただよこの感じ。
色々な人の顔が浮かぶ。

ってか、転移あってもすぐ連絡って来ないのね。年末年始だったから?いや、多分違うな。そんなサービスは元々ないんだよね。なんか1つ勉強になったよ。

呼吸器科に到着すると挨拶もそこそこに本題に入る。

「婦人科で何て聞いてます?」と聞かれたので、肺に1つ『転移」っぽいのがあるって聞いていますと伝えた。

すると「では、呼吸器科医目線でこのCT画像を見るとですね、これもこれもこれも・・・両肺にがんがたくさん見えるんです」と言うので、自分じゃわからないので1回一緒に数えてみてもらって良いですか?とお願いしてみた。

肺の上から1つずつ数えて、半分から少し下の部分になった時、12個目だったのだが「もう数えるのやめませんか?」(これ以上は悲しくなるんであなたのためにやめときましょうというニュアンス)と言われて数えるのをストップされてしまった。

かなり適当だが20ヶ所くらいあるんだろうなと言う感触。

子宮体がんからの『転移』かどうかは調べないとわからない。との事。

ただ、紹介もなく普通に外来に来た患者さんがいたとして、この画像を見た時には、真っ先に『転移』からきているものと判断して、大元を探す検査をする見た目、つまり通常の肺がんの見た目とは違うということです。

しかもあえて子宮体がんからの『転移』かどうかは調べずこのまま進めるとの事。

「もしこれが仮に『転移』ではなく肺がんで重複がんだったとしても、子宮体がんでも肺がんでも使える薬を婦人科の担当医と連携して選びます。」との事。

とにかくいっぱい『転移』していた。婦人科で見つかった1つが多分1番大きく7〜8ミリ。他はそれよりも少し小さめ。

私、エアロビしたい!とか言ってスポーツクラブ探してたんですけど。
こんなに肺に『転移』してても苦しくないんだね。ビックリだよ。

ああそう言えば私、ステージ4のがんで微小ながんが体内をぐるぐるしてるって言われてた。完全に気ぃ抜いてたわぁ。って感じ。

次回主人を連れて行く。

どんな治療をするのか?味覚障害は出るのか?楽々なハゲ生活に戻れるのか?仕事はできるのか?色々聞いてみよう。

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