プリンを柔らかくしたのは誰だ?
もうあの波は去ったのかな。一時期、とろっとした液状のプリンがスイーツ界を席巻したことがあった。
私は、プリンにもちょっとうるさい。とはいってもプリンなんてそうそう味が変わるものではないので、オムライスほど条件は厳しくない。
けれど、スプーンで掬っても形状をなしていないものは、もはやプリンとは言えない。
流行りの頃、どんなものかと試してみたけれど、プリンというよりカスタードクリームみたいだった。
なぜ、プリンをここまでふにゃふにゃする必要があるのか。普通のプリンだって、十分柔らかいんだから、歯の悪い人だって食べられるはずだ。
あの頃は昔ながらの固いプリン(いや決して固くはないけどさ)を探すのが大変だった。どいつもこいつも「とろっと」「なめらか」で、食べた気がしない。
でも幸いブームは去ったようで、最近はあまり見かけなくなった。
ファミリーマートでは「昭和レトロプリン」なんぞを販売し始めたりして、嬉しい限りである。店舗によって置いていないことがあるので、見かけるとつい買いだめしてしまう。今日は4つ買って、既におやつにひとつ食べてしまった。
いくつになっても、プリンは私のおやつの王道であり続ける。