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電気羊の夢

昨今、若人を中心に。
昭和レトロなるものがブームですが。
メタバースを始めとした。
急進的なデジタル社会を主流文化として。
カウンターカルチャー的な意味合いが強いんですかね。
そうすると。
サイバーパンクは昭和レトロに足り得るかなど。
考えてみるのが楽しいけども。
そういうことではないらしい。
少し前に。
WBSで特集が組まれていた、花柄のグラス。
バヤリース飲むのに、似たものを使ってたなと。
記憶に在る物は。
物置部屋か、戸棚の箱の中。
アタリを付けて探せば、大抵は発掘されるもので。
ため込み症は。
立派な取柄だと思っている、嶋岡です、こんにちは。
そのグラス。
手に取れる形で存在し。
随分と昔に使った記憶があるものだから。
懐かしいという感覚を、強く喚起します。
が。
そこそこに派手ですね。
デザインテーマとして。
エッジが効いていたり。
コントラストの強い物が好まれる。
それが昭和レトロの肝になる要素だそうで。
他のヴィンテージとは。
一線を画する理由の様。
確かに。
アナログな懐かしさを掻き立てるけども。
ノスタルジックというには、独創的。
旧式な印象を彷彿とさせるのだけれども。
トラディショナルというには、粗忽。
だからこそ。
確固たる存在感があり。
捉われない愛嬌がある。
それらを。
目と耳だけではなく。
五感を総動員して理解する。
その楽しさが。
核にあるように思います。

身体の振り先を定めないままに。
デジタル、デジタル、デジタル。
と。
呪文のように唱え続け。
過去の当たり前を。
現在の贅沢とするのは。
如何様物かと。
尻目に掛けて。
デンっ。
と、動じる素振りの無い存在と。
過去に立ち返り。
現在と未来をすり合わせていく。
近未来はどうなることかと。
実に楽しみです。


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