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脊椎反射を止める
僕はよく喋る。
喋るのは楽しいからだ。
でも、誰かと話していても僕は察しがいいので、
「それってこういうことでしょ?」
「〜ということですか?」
と自分の言葉でまとめてしまうことがある。
これは反射的にやってしまう癖だ。
相手の話を想像力を駆使して自分ごとに
置き換えることで、結論を勝手に推測してしまう。
誰かの話を聞く時に、会話の先に勝手に先回りし、推測して
相手の発言にかぶせる反射はただの自己満足でしかない。
ただのオナニープレイだ。
相手が紡いで生み出してくれている言葉を、無理やり帝王切開させて、
産み出させた上に、しかも本来相手が意図していた内容とは異なった
意味で解釈させる…これは最低だ。
ここで必要なのは、反射を抑え込む意識と
それを実現させる「間」を取ることだ。
自分が反射的に言ってしまうということを
十分に意識することで、行動が変わってくる。
そして、具体的な行動として、ひと呼吸かふた呼吸くらいの間を置くのだ。
これによって相手の言葉が脊椎ではなく、脳まで到達する。
そうすると、自分の言葉でだけでなくて、
相手の言葉でも相手の話を理解できるようになる
(と今のところホワホワと考えている)。
ちなみにこの反射、どうして起きるかというと、
「〇〇な状況の時」→『〜〜という気持ち』
=「ある状況」→『その時の感情』
という1つの公式が頭にあるからだと思っている。
例えば、「泣いている」→『悲しい』
という極めて一様で固定的な構図が、僕は不幸なことにバリエーションとしては豊富に頭に入っているので、それを相手にも当てはめてしまうのだと思う。
みんながみんな泣いている時に悲しいと思っているわけではない。
嬉しくて泣いているのかもしれない。(っていうパターンはわかってるつもりだけど…)
それ以外の場合だってある。
だって、感じ方は人それぞれなんだから。
ついやりがちなこの反射、気をつけて生きていく。