プロが実践!梅雨の部屋干し方法|テレビでも紹介したポイントとは?
先日、「キラスマ」という番組に出演させていただき、洗濯の知識について紹介しました!
梅雨の時期には、室内で洗濯物を干す方も多いかと思います。しかし、部屋干しをすると嫌なニオイが残ったり、うまく乾かないという経験ありますよね。今回は、テレビでご紹介した梅雨時期に欠かせない部屋干しテクニックをより詳しくご説明しますので、ぜひこれからの洗濯で参考にしてみてください。
嫌なニオイの原因は雑菌の繁殖!?
部屋干しをすると生乾き臭に困っているという方が多いと思います。
実は生乾き臭は、雑菌の繁殖が原因で発生しています!雑菌は洗い残った皮脂汚れや水分を栄養にして繁殖し、さらに梅雨時期は雑菌が増殖しやすい高温多湿の時期なため、嫌なニオイが発生しやすくなります。
実はNGの3つの行動
雑菌の繁殖にはいろいろと条件がありますが、今回は特に洗濯の時にやりがちな3つのNG行動をご紹介します!
洗濯機への詰め込みすぎ
面倒だから一気に洗濯したいという気持ちは分かりますが、実はそれがニオイの原因に・・・。衣類量が多すぎると隅々まで洗浄されずに、そういった洗い残りが雑菌繁殖の手助けになってしまいます。洗濯量は洗濯機の7,8割くらいの目安で詰め込みすぎないようにしましょう。また、洗剤も多く入れすぎてしまうと、逆に洗剤が洗い残ってニオイの原因になります。洗濯機も洗剤も適量を意識しましょう。
長時間濡れた状態にある
よくあるのが洗濯が終わってから干すまでに時間が掛かったり、部屋干しなどで乾き辛く、乾くまで時間が掛かるというときです。水分は雑菌を活性化させてしまうため、生乾き臭が発生しやすくなります。洗濯が終わったらすぐに干すようにし、また必要に応じて除湿器や扇風機などを使ってなるべく早く乾かすことを心掛けましょう。
窓際に干す
カーテンレールなど窓際に洗濯物を干す方は多いかと思いますが、梅雨時期はNGの行動です。梅雨時期は窓際に結露が起こりやすく、思った以上に湿気が多いので洗濯物が乾きにくかったりします。空気が当たりやすくすることで、乾きやすくなるので、部屋干しをする際はなるべく風通しの良い部屋の中央などに干し、衣類同士の間隔を空けるようにしましょう。
簡単部屋干しポイント5選!
次にテレビでもご紹介した部屋干しポイント5選を詳しくご紹介します。簡単にできることが多いので、ぜひ明日から実践してみてください!
個別のポイント①シャツは襟を立てる
シャツの襟は重なってて乾き辛いので干す際に襟を立てることをおすすめします。あと補足として、洗濯後すぐにアイロンを当てることで、生地が濡れているからシワが簡単に伸びます!乾かす時間の短縮にもなるので、おすすめです!
個別のポイント②フードは広げる
パーカーなどのフード部分が重なっていると乾き辛く、普通に干すとなかなか乾かないことが多いかと思います。そんなときはハンガーを2つ用いてフード部分を広げるイメージで干すだけで、格段に乾きやすくなります!洗濯バサミを使ったり、百円ショップで売っている専用のハンガーを使うなどの方法もありますので、ぜひ試してみてください!
個別のポイント③アーチ干し
干し方にもポイントがあり、それがアーチ干しと呼ばれる干し方です。アーチ干しとは、両端に長い衣類を吊るし、内側に向かって短い衣類を吊るす干し方です。こうすることで中が空洞になり、空気の通り道が生まれて効率的に洗濯物を乾かすことができます。補足として、外側は空気の触れる面積が大きいので、乾きにくい綿などの素材の衣類を干しましょう。逆に内側は密集して乾きにくいため、ポリエステルなどの乾きやすい素材の衣類を干すとよりいいです。
個別のポイント④ズボンは裏返して筒状に干す
ズボンはポケット部分など、厚みのある個所が多いため、ズボンの内側を開けて、筒状になるように干しましょう。また内側のほうが乾き辛いため、裏返して干すとより乾きやすいです。ちなみにシワが気になるという方は、ズボンを逆さに干すことでウエストの重みを使ってシワを伸ばすという裏技もあります。これはストレッチ素材などのズボンだと伸びてしまう場合もあるため、そこだけは注意しましょう。
終わりに
部屋干しは天候に左右されずに干せるだけでなく、洗濯物への紫外線の影響も少なくする衣類にやさしい干し方です。生乾き臭が気になっていた方は、ぜひ今回ご紹介したことを取り入れてみてください。
また、他にも洗濯のお悩み解決もご紹介していますので、ご興味ある方はぜひこちらもご覧ください♪
最後までご覧いただきありがとうございました!!