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文章術vs感性。最終的にはどちらの書き方?

文章術、たまに窮屈になりませんか?

何冊も本を読んで勉強してきたのに、手放したくなる時がある。
思いつくままに書きたい。

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 』
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
などはライターの多くがオススメしている。
僕も初心者のころは、文章の基礎をこれらから学んだ。

• 結論から書く
• 難しい言葉を使わない
• 前提条件を先に伝える

基本を守って、分かりやすいように書く。
これらは確かに大事なこと。

だけど逆に書きづらいと感じるときがあって。
「文章の基本」という鎖で縛られながら書いているような。

自分らしい文章を書けたと思った下書き。
見直すと文章術が頭をよぎる。

「この文は『~こと』を入れたほうがリズムがいいと思うけど、『こと』は削るのが基本だったなあ」
「分かりやすいと思って、段落の先頭は『しかし、または、そして』をいれたけど、接続詞は無くても読めると言うしなあ」

自身の感性と文章術がぶつかってしまう。

文章術に忠実な、整理され論理的な文章。
ライターとしては必要なスキルだ。
でも、生成AIの得意分野でもあるから、取って代わられる危険もある。
いずれ人が書かなくなる類の文章になりうる。

それもあって、自分の感覚で書きたいように、思いつくままに書いてみたい。

日記であれば、人に見せないから簡単だ。
noteにアップするなら、伝わるライティング力が求められる。
アマチュアの僕がそのレベルになるまで、どれほどの年月日が必要になることやら……。

それでも自由な文をつづるエッセイストや人気ライターに憧れる。
誰もマネができない独特の文体。
文章の型にとらわれない構成。
結論が書いていないのに、理解しやすい。
テーマと関係ないことを書いているようで、実は記事の奥ゆきをだしていたり(すごい)。

ライティングの最終形は「独自の感覚だけで書くけど、分かりやすく伝わる文章」だと思っている。
noteを投稿しているのは、自分だけの書く技術を身につけるためかもしれない。


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