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「アンナ・カレーニナ 1」

「アンナ・カレーニナ 1」
光文社古典新訳
トルストイ著(望月哲男訳)

長いこと積読状況だった「アンナカレーニナ」に着手した。

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2012年の映画を先に見ておくことをお薦めします。

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超大作ですが、読み始めるとどんどんのめり込んで行けます。

1巻はアンナの出逢い、キティの別れ
出逢ってしまったところの表現が素晴らしく印象的だ。

幸せな家庭生活を送っていたというのに。。。

『「ようやく、何もかも終わったわ!」最終の三番ベルが鳴り終わるまで客車の入り口に陣取っていた兄と最後の別れを交わしたときアンナの頭に浮かんだのはそんな考えだった。』
ここで終わっていれば、軽いプラトニックな恋愛ゲームだったのに。。

列車内に彼がいたのだった。。。

『自分にとってヴロンスキーなどはどこにでもいる十把一かけらのありふれた青年の一人にすぎない。  この数日何度となくアンナは心の内でそう繰り返し、つい先ほどもおなじことを思ったところだった。しかし、今こうして彼と会った最初の瞬間に彼女をとらえたのは喜ばしい誇らしさの感覚で会った。』

『「なぜこの汽車に乗っているのですか」

「あなたがいらっしゃるところに僕もいたいから。、この汽車に乗ったのです」

「あなたがおっしゃったのはいけないことです。おねがいです。もしあなたが善い方なら、どうか今おっしゃったことを忘れてください。わたしも忘れますから」』

ドストエフスキーとは全く違った面白さがある。不倫が題材なのに、文章の品がよい。

#アンナカレーニナ #トルストイ

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