計り知れない親の愛
実家に帰省した時、
帰りの列車で、大人気なくぼろぼろと泣いてしまった
なんで泣いてしまったのだろう
田舎に親を残していく切なさ
暖かく向かい入れてくれた親の愛
歳をとった親の姿
薄味に作ってくれた母親のおにぎり
元気ばかりもらって、何にも恩返しができていない自分の不甲斐なさ
電車が発車するまで手を振る両親の姿
いろんな思いが重なって
涙になってこぼれでた
28歳になって、本当に涙もろくなったなぁ
昔は、親の愛なんてまじまじと感じずに生きていたのに。
親から物理的にも心理的にも巣立ってみて、
しっかりと愛を感じるようになった。
大事なことに気づかせてくれた祖母
自分の祖母を亡くしてから、
どれだけ嫌いでも、どれだけ好きでも、
人は消えてしまうことに気がついた。
その人の代わりは絶対にいないんだと学んだ。
私は祖母に、恩返しはしてたつもりだけど、
実際は全然できていなかったと、失って気づいた。
だからこの思いは二度としたくない。
私をここまで育ててきてくれた両親は大事にしたいし、
自分が後悔しないくらいには恩返しをしていきたいんだ。
失うことが怖いくらいに親が大切だと気づいた
若い頃は喧嘩が絶えなかった両親
落ち着いた今でも
二人で居させて大丈夫なんだろうかと思う
どちらかに何かあったら?
私はすぐに助けに行けるのか?
今離れている時に恩返しできていないのに、
何かあったらどうしたらいいんだと
すごく焦ってしまう
だって一度失ったらもう帰ってこないのだから
結婚して見えてきた家族愛
結婚して、家族を持つことの大きさを感じた。
まだほんの片鱗かもしれないが、家族を思う気持ちというのは、
こういうことかもしれないと、腑に落ちるものがあった。
この出来事も、親を客観的に見つめるきっかけになったと思う。
当たり前だと思わず、これからも会いにいく
私は、当分都会で仕事をする必要がありそうだ。
まだ実家の近くに戻って今の仕事を続ける実力も自信もない。
コツコツ経験を積んで、どこでも仕事ができる自信をつけたい。
その間は、自分から親に会いにこう。
連休があったら積極的に会いに行こう。
「こんなに来なくて良いのに」と言われるぐらいしつこく会いにいったって良いんだ。
『ありがとう』
『大好き』
は、自分の口から言わなきゃいけないんだ。