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【独りよがりレビュー】月曜10時という絶妙な時間設定の勝利 #アバランチ

前評判が良すぎるものって、意外とがっかりしがちだけど、これはおもしろかった。

月曜10時の新ドラマ「アバランチ
アバランチって「雪崩」って意味なんだって。ほうほう。

謎の集団「アバランチ」が、巨悪に挑むドラマ。

公式サイトのURLからして、謎めいている。

https://www.ktv.jp/A/

ディレクトリ名が、ただ一文字「A」。かっこいい。

ドラマの1話とか映画の始まって30分は、脚本家が一番頭を悩ませるところだと、以前、ある若手の脚本家さんが講演でおっしゃってた。
それは、視聴者に、予備知識ゼロの真っ白のところから、舞台背景や登場人物のキャラクターを印象付けなくちゃいけないからなんだって。

面白いドラマは、やっぱりその点ができている。
アバランチも、昨日の1話でキャラクターの個性をしっかりと感じられた。

私の、非常に薄っぺらいキャラクター認識はこちら。

羽生誠一(綾野剛)  圧倒的強さが最高。
牧原大志(千葉雄大) かわいい顔して心がないのが最高
明石リナ(高橋メアリージュン) 黙っていても強さがにじみ出ていて最高。
打本鉄治(田中要次) 達観していて最高。
山守美智代(木村佳乃) 美しく憂いを秘めていて最高。
西城英輔(福士蒼汰) とても普通の人で最高。

アバランチがなぜこんなことをしているのか。また、メンバーそれぞれの胸に、一体何を抱えているのか。回を重ねるごとにその謎も明らかになっていくのだろう。

月曜午後10時という時間帯もいい。
午後10時なら、リアタイできる確率が高い。
午後8時、9時は、仕事から帰ってきていないこともあるし、家族のお迎えやら家事やら、日課のウォーキングに時間を割いていることも多くて、見逃しがち。翌日、録画やTVerで追いかけたりする前に、ネットでネタバレを見つけちゃってがっかりなんてことも、よくある。
また、午後11時だと、睡魔に勝てず、解決編のあたりで寝落ち、結局また、見直さなくちゃいけなかったり。

月曜っていうのもいい。
週末に近づくにつれ、後回しにした仕事がたまりにたまって、残業が増える。どうしても帰る時間が遅くなりがち。午後10時でもリアタイは難しいし、疲れていて、ドラマを見る元気すらないことも多い。
でも、月曜なら、仕事をちょっぴり先延ばしにして帰ることもできるし、元気もある。
フジテレビが今回初めて挑戦したという月曜10時のドラマ枠。なかなか、ニクイ時間設定だと思う。
その上、ドラマの中身も面白かったら、いうことなし。

夕べも、娘を塾まで迎えに行き、夕食を食べ、お風呂に入って、放送開始の10分前にテレビの前にスタンバイして、誰にも邪魔されることなく、ドラマに集中できた。とてもいい1時間だった。

今年の残り少ない月曜日は、アバランチのおかげで安泰だ。

#アバランチ

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