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ITS EVERYBODY VS RACISTS

こんにちは。今回はタイトルからも分かる通りアメリカで起こっている一連の抗議デモから私の考えたことを書いていこうと思う。

コトの起こりを簡単に記しておくと、2020年5月25日にアメリカのミネソタ州ミネアポリスのパウダーホーンでアフリカ系アメリカ人の46歳男性、George Floyd氏が白人警察であるDerek Shovenに殺害された。Shovenは8分46秒に渡りFloyd氏の頸部を膝で押さえ付けていた。この間、Floyd氏は”Please”と叫び続けているのが見て取れた。

このような運動が起こったのは初めてではない。2012年、フロリダ州サンフォードで当時17歳の高校生だったアフリカ系アメリカ人で事件当時丸腰だったTrayvon Martin氏をヒスパニック系の自警団だったGeorge Zimmermanが射殺した事件が起こった際にもBlack Lives Matterの運動が起こっている。


それから2年後、2014年にはEric Garner窒息死事件が起こる。


そのまた2年後の2016年にも白人警察2人が黒人男性を射殺したが、白人警察2人は不起訴に終わっている。

同州バトンルージュ(Baton Rouge)で2016年7月5日に発生した事件では、コンビニエンスストア前でCDを売っていた黒人男性アルトン・スターリング(Alton Sterling)さんが白人警官のブレイン・サラモニ(Blane Salamoni)氏とハウイー・レイク(Howie Lake)氏ともみ合いになり、射殺された。         

これに対して、NIKEが”Just Do It”30周年を記念した広告に起用したことでも話題になった49ersのQBだったColin Kaepernick選手が試合前の国家斉唱時に片膝をつき起立を拒否する運動が起こった。

事件のたびに幾度となく話題にはなるが、Colin Kaepernick選手発端の抗議を除いて、それほど爪痕を残せていないように思える。

話は今回の事件に戻るが、LAを発端とした抗議デモは瞬く間に全米中に広がり50州全てで行われている。遂には海を越え、フランスでも抗議運動が始まったようだ。

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現在は抗議デモの域を破り、暴徒化。この暴動に対して異議を唱え始めているのが今の現状に思われる。

暴徒化した抗議参加者も差別の残る現状に不満を抱き、そこを変えようとしている点は変わらないのだろうがそれが皮肉にも負の方向へと進む可能性も否めない。この暴動はステレオタイプに支配された人間、我々の闘うレイシストにとっては黒人の悪行にしか写らないだろう。それに対して体を張っている黒人がいることも頭の片隅に置いて欲しい。その一方で、絶望し怒りに身を任せ暴徒化という手段を選んだ最も追い込まれているであろう人々にも思いを馳せるべきである。

これに対して平和的な方法で講義を続けている人たちもいる。

ここからは私が思っていることについて。私はブラックカルチャーが好きなこともあり、この事件に関して多くの日本人の方よりもより関心があると思う。しかし、ブラックカルチャーが好きだから抗議に参加しているのではない。彼らの作る音楽がイケてるからでもない。これが理由になってならない。彼らも基本的人権を持った人間である。これが唯一の理由である。

そして、私はこの動きを見て一つ思ったことある。根本的な背景は違うので、無闇に結びつけるのは良くないと重々承知だが、思わずにはいられなかった。COVID-19が流行り始めた頃のアジア人の扱いを思い出して欲しい。黄色人種であれば、新型コロナウイルスを疾患していると決め付けられるという明らかな人種差別をされていたのにも関わらず声をあげた人はいただろうか。多少の誇張かもしれないが、世界は黄色人種を存在していないかのように振る舞っているようにさえ思える。我々、黄色人種もまた差別を受けている立場であるということも意識しなければならない。もっとミクロな視点を持つとすれば日本国内にも差別は根付いている。確かに海外の差別については言及しやすいのかもしれない。実際、私も国内の差別については殆ど言及したことがない。日本は基本的には単一民族の共同体であるが、在日コリアン問題を筆頭に中国人に対する偏見、最近で言えばクルド人問題なども存在している。今こそ、一度立ち止まって考えてみるのはどうだろうか。何もムーブメントを起こせと言っているわけではない。考え、それを日々の生活の中で還元していくことが大事だと私は思う。

最後に。Black Lives MatterやBlackout Tuesdayのハッシュタグつけている人を複数見かけましたが、有益な情報が流されかねないので、安易にハッシュタグを使わないことが賢明です。








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