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議論とはなにか

議論とは「課題解決を目指し、意見をすり合わせ、より良い策を導くためのプロセス」である。

ここ数年、SNSが差別やら人権やらの不毛な意見の投げ合いで荒廃しきっている。何も課題解決へ進まない議論モドキで、多くの人が精神を摩耗している。悲しい。

特定の人の言動が槍玉に挙げられると、そこを震源地として様々な角度から個々人の意見が噴出する。この意見の掛け合いは「議論」ではない、なぜなら各意見が同じ方向を向いていないからだ。

議論とは

・参加者全員の中で、解決すべき課題が明確に共有されている。

かつ

・参加者の立場が明確であり、各意見が各々の立場から同じ課題解決に向いている。

この2点が揃って初めて成立する。

もし、会社や団体で不毛な会議に遭遇したら、この2点を確認してほしい。間違いなくこの条件を満たしていないだろう。そんな会議モドキは即退出した方が心の健康にいいし、況やSNSの議論モドキである。

SNS(Twitter)で議論は成立しない」と言われるが、これは正しい。何を解決したいのかを共有する場もなく、面識もなく相手がどこを向いているのかが140字でしか分からない。そもそも成立するわけがないのだ。

SNSでは今日も盛んに議論モドキが行われているが、一歩引いて見ればそこにいる人は議論したがことがない人か、それらの議論したことがない人を食い物にしようとする煽動家だけである。

※ SNSにおいて議論は成立しないが、意見を表明する場、広く拾う場としては有効だとは思う。

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