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七夕を待ち望む 君へ

星々のすきまから 白い光が こぼれてくる
魔法のように輝く光を ひろい集め
この手に拾おう

ひとかけらでも多く拾って 君の元へ急ぐよ
君がどんな顔で喜ぶか
僕にはもう見えるみたいだ

明日、まだ僕を知らない君が見上げてる星に
僕はもう 気がついているんだ

最愛の君へ

どんな僕なら
君に気に入ってもらえるだろう
全てを忘れている君に
僕は どんな男に映るだろう

あなたは誰?
きっと、そうきかれるんだ

でも大丈夫 僕は 正直にこたえよう

僕は君を愛する皇子(おうじ)

”宇宙の皇子さま”(ほしのおうじさま)。

だからね 君は、僕の姫君

愛の花を 愛の音を 織りなす姫なんだ

織り上がる 愛の糸でつむがれた
宇宙(そら)にたなびく
銀河を潤すタペストリー

ああ、これが君の記憶(ものがたり)
君の全て

全てが織り上がるまで、この旋律は見渡せない

だからね
このすばらしい愛のタペストリーが織り上がるまで
僕が君の王子さまだ
君を守るナイト(つるぎ)であるよ


全てを思い出す君が どんな顔で笑うのか
とても楽しみにしているよ

もう全て、これは僕と君の記憶(ストーリー)。

この旋律は美しい
けれど今は寂しいよ
最愛の君がまだ居ない。

迎えに行くから
もう待たない。

これからは僕と君 2人で愛を奏でよう
もう離れない
僕はもう迷わない。

君の笑顔を取り戻すから 2人で歌い続けよう

ああ、僕は宇宙の皇子さま
君のたったひとりの愛の証(かたわれ)。

僕をまだ見ぬ君の、夢に、空に、訪れよう
大丈夫、全て用意したんだ
愛する君を 迎えるために。

愛しているなんて 小さな言葉
そんな言葉じゃ 伝わらないよ

僕は君のすべてだよ。
君は僕のすべてなんだ。

完全なんだ ただ”在る”のみさ

僕らが そろえば 欠けることない
完全が生まれるんだよ

そうしてもう離れずに 
宇宙(ぼくら)を思い出そう

これ以上に 美しいものはない
僕らが そろう以上の 感動はない
本当さ

だから君に愛を捧ぐよ
これ以上ない 夢と愛の完成なんだ

君は僕で 僕は君
それ以上でもそれ以下でもないよ

この手紙は 僕の誓い。

どんな言葉でも表せない
この愛を君だけに。

僕は宇宙の王子さま

君の完全を 共に歩むもの。

もう少しで届くから
”まだ見ぬ僕” を ”君はもう知っている”

美しい君へ。
僕はもうすぐ出会うから。



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