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「英語で学ぶ」とは。タイのサマースクールで得られたもの

サマースクール 企画の背景

2024年夏。はじめて企画させていただいたサマースクールが、8月30日をもって終了しました。参加くださった96名のこどもたち、そしてサポートしてくださった約200名のパパママたち、ありがとうございました。この夏タイで過ごした時間が、素敵な思い出になっていたらうれしいです!

2023年12月、年末にお友達がタイに子連れで来ていたとき。娘さんに、うちの子のお気に入りのサマースクール(冬休み開催)に一緒に参加してみない?とお誘いしました。

これがすべての始まり。

彼女(当時7歳)は英語もできないし、海外のサマースクールに参加したことも興味もなかったけど、うちの子と遊べるなら(親同士も存分にタイを満喫したいなら)参加してみよう!と挑戦したのでした。

参加したサマースクールは、もちろんオール英語。でも、アスレチックで思う存分遊べて、こどもたちのやりたい!がつまった環境で、9時から15時まで楽しみきった模様。
「また行きたい!」
そんな、あっという間の3日間。インターナショナルスクールに通ううちの子が通訳をしていたようですが、サマースクール体験は英語0でもできて、多くの刺激を受けたようです。さらに、その子が毛嫌いしていた英語のテレビも自ら観るようになった!と。たった3日間で。すごく大きな気持ちの変化ですよね。

こんなふうに、英語が話せなくても、
こどもをここまで虜にするサマースクールは貴重だな
と思ったんです。

そして、多くの日本のこどもたちにもこれを体験してほしい!と。

「旅育」から、学びながら旅する”まな旅へ”

こどもは、海外に行くだけでも経験と体験を通して多くの刺激を受けます。
大人になってからの旅は色々知識もあって、頭で理解して心に落とし込むことができると思うのですが、こどもの場合は、「日本と違う国がある」ということすら知らないままに全身で一気に情報を受け取るので、かなりの量の情報と刺激がダイレクトに心にいくと思うんです。旅の刺激は桁違い。これは自分が小さい頃からいろんな国に連れて行ってもらった実体験から、よくわかる。

昨今「旅育」ということばが定着してきていますが、もっともっと「学び」にフォーカスした旅も提案していけたらいいなと思っているんです。学びとは英語だけでなく、多様性や異文化、日本では感じることのできない違いなど、旅では色々感じることができますよね。

でも、あえて旅の中で「サマースクールで学ぶ」という選択肢は、あまりないなぁと思ったんです。
そのハードルは、英語。そして申込みの複雑さ、海外送金の手間、先生が信頼できるかなどの情報収集の大変さ、などなど。

このサマースクールをいろんなこどもたちに体験したもらうためには、その多角的なサポートが必要だと思い、今回の企画に至りました。いや〜相当な覚悟が必要でしたが、参加してくださったみんなが無事に日本に帰れてよかったです。

英語を学ぶのではなく、英語で学ぶサマースクール

本来サマースクールは、インターナショナルスクールが主催するプログラムを指します。一方サマーキャンプは、民間の団体が開催するものを指すのが一般的。ですので、今回のサマースクールは実質サマーキャンプなのです。ただ、日本でキャンプというと「泊まりなのかしら?」とハードルがあがってしまうと思い、あえて「サマースクール」という企画にしました。

英語を学ぶなら、語学留学

英語を学ぶ環境は世の中にたくさんあります。いわゆる語学学校系の留学もその一つ。有名どころでいえばフィリピン、オーストラリア、マレーシア、バリ島…などなど。フィリピンは比較的安価で、学び以外にリゾートも楽しめて人気ですよね。

純粋に英語を学びたいならそちらをおすすめします。留学も、短期留学・親子留学などいろいろあり、暮らすように楽しく英語を学び、身につけられると思います。おうち英語をやっていて海外で英語力を試したい!さらに伸ばしたい!という方は、まさにこちらですね。
元々インターに通っていた子が公立の小学校に通い始めたけど、英語を忘れてほしくない、という親御さんからの相談もたくさん受けます。そういう方には、タイにあるいろんなスクールから、その子に合いそうなスクールを紹介させていただいております。

今しかできない?「自己効力感を得る」という経験

個人的には、英語を学ぶことは、高校生、大学生になっても本気になればできると思っています(吸収力や臨界期の話は別として)。
そんな中で私は、小さい頃にこそ、

「英語で学ぶことで自己効力感を得る」

という体験をしてほしいと思っているんです。いろんな刺激を受けるのはもちろんですが、「英語の環境で楽しく過ごせた」という自信を持たせてあげるって大事だと思うから。これは教育移住のサポートを一緒にしてくれている SAKIさんと話してて「なるほどな」って思ったんです。私はこのスクールの良さをこどもの自己肯定感という言葉でまとめていたのですが、なんだか浅い説明になっていたなと。大切なのはもっとその先の、個でなく社会にむけた自己効力感でした。

もちろん自己肯定感も大切だし、自己肯定感を高めることで生きやすくなると思います。でもそこからさらに、「自分ならできる」「きっとうまくいく」という感覚は将来社会で生き抜くために必要なマインドだと思うんです。この自己効力感こそが人生の満足度を上げるために必要な概念だと。そんな、自己効力感を得るという、こどもたちにとって生きていく上で大事な基礎作りのお手伝いが、このサマースクールを通してできたらいいなと考えていました。

と、少し堅苦しい話になってしまいましたね。

サマースクールに参加したお子さんのママパパへ

こどもたちみんなみんな、日本から離れて、初めての場所で、知らない友達と、話せない英語の環境の中で、3日間楽しめましたね!これって本当にすごいこと。日本に帰った今でも、何度でも、思いっきり褒めてあげてほしいです。
サマースクールに参加したこどもたちが帰ってきたときのキラッキラの笑顔は忘れられません!「楽しかったぁぁぁぁ。」ボキャブラリーが少ない年次の子がそれだけしか伝えられなくても、きっと彼らは彼らなりに不安を乗り越えて、多くの刺激を全身で受けて、それぞれ達成感が得られたと思います。
ぜひ、日本に帰ってからも「どうだった?」と感想を聞いたり、写真を見せたりして、その時頑張ったことをこどもたちに思い出させてください。そして思いっきり褒めてください。サマースクールを振り返りながら、「ここにいた自分は、この時楽しかったな、幸せだったなぁ」って感じることができると、さらに自己肯定感が上がるんです(って、てい先生が言ってました!)
実は、記憶だけでなく形として思い出に残すことはもちろんですが、この「頑張った体験を振り返ってさらに自己肯定感を高める」ために、サマースクールにプロのカメラマンを入れたんですよ。

これからも、「タイ楽しかったね」ってどんどん話してみてください。そしてまたぜひ、タイに遊びにきてくださいね!

次回のサマースクール(冬休み・春休み・夏休み開催)も企画・準備中!ご興味ある方は公式LINE登録しておいてくださいね。
https://lin.ee/JLERBlA

2024年の詳細は記事はコチラ▼

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