37歳の私がなぜキャリアトレーニングを受けたか
この先、30年程働き続けるという事と真剣に向き合い始めたら、今の仕事ではなく、「本来自分がやりたかった事を実現してみたい」「自分が夢見ているライフスタイルを手に入れる事に挑戦してみたくなった」というのがオフィシャルな理由。
でも、本当は、去年の11月から仕事でバーンアウトみたいな症状に陥っていて、遠距離恋愛をしていた彼氏とも別れてしまい、将来への希望はさておき、自分は何をしている時が幸せ/楽しいのかすらも感じれなくなってしまっていた。そんな時に、兄の一言の「キャリアカウンセラーを受けてみたら?」をきっかけに、google検索した際にPOSIWILL CAREERを広告欄で見つけて、速攻無料体験カウンセリングに申し込んだ。ちなみに、兄はいつも私がピンチの時に登場する救世主。
私は37歳で東京在住。幼少期はアメリカで過ごし、アメリカの大学で心理学を専攻。その後、20代はNYの金融業界で法人営業として働き、30代前半で日本に帰国し、今はテック企業で勤務。
人生において、知らぬ間に仕事におけるプライオリティを高く置いてきたんだなぁと30代半ばで気づく。ちなみに、結婚経験なし。
岡さんとの最初の無料面談を通して、(37歳だけど)まだまだこれからの人生を自分らしく形作っていくことができるという希望みたいな物が見えてきて、正式に1ヶ月申し込むことにした。同時に、私は自らを歳の制限で縛っていたんだなという事にも気づく。
特に楽しみにしていた、自己分析のセクションは想像以上に深堀りをする事になった。私の家族は、今は、比較的非常に仲の良い方だと思うので、そのためか、自分の記憶の中では私の幼少時代は良い事だらけで、嫌な体験をした事については記憶から抹消しようとしてた事に気づかされた。けれども、自己分析の人生理解ワークのセクションで書き出したネガティブな経験について話した時に、心の中でまだ消化しきれていない過去の傷や怒りが込み上がってきた。私はどうやら、過去の出来事を頭の中で整理しきれてない部分が多いとの事で、自己分析は2回のセッションにも及んだ。
その間は、結構精神的にも影響されて、頻繁に電話で話していた家族とも話さなかった。また、しょっちゅう暇さえあれば母親に電話していた私だが、幼少時代に「もっとかまってもらいたかった」「サポートしてもらいたかった」「わかりやすい愛情表現をしてもらいたかった」が、満たされなかったこの欲求を、今、補おうとしている、ともう少し根深い理由からだったって事に、後で気づく。そして、この欲求不満が、私の最大の課題に大きく影響しているという事実にたどり着く:「仕事」と「恋愛」。満たされなかった承認欲求を、私は仕事と恋愛に求めすぎていた。
散々両親への欲求不満の幼少時代の話をした後の次のセッションで、逆に両親が私にしてくれたポジティブな話を全て覚えてる限り書き出してみる事になった。それについて話しあった結果、結局、愛情たっぷり注いでもらって育った事に気づかせられる。
私は、「親からの承認や愛情を不足していた」という歪んだ認知を知らぬままに身につけていて、それを仕事や恋愛で満たそうとしていた事実に、やっと気づいた。
結果、岡さんとの30日で得た変化は想像を遥かに超えた。それを箇条書きにしてみると:
1) この歳になった今も10年前同様毎日自分の思うがままに生活している自分を、子育てで無我夢中になっている友人達とを比べて、自分は「大人として恥ずかしい」と思っていた。それが、少しずつ、他の誰でもない「自分らしい」生き方をしているのではないかと、自信を持てるようになった。
2) こんなに自分の事を自己分析していると、「自分への思いやり」みたいな物が湧いてきて、不思議にも他の人の人生にも同様に「思いやり」が湧いてきた。自分の事を「色々あったよな〜」と受けとめる事ができると、自然と他の人も「きっと色々あるんだろな〜」と思えるようになり、以前より他の人の話を聞く事にもっと興味が出てきた。
3) リアルタイムで自分の癖が客観的に見えるようになってきた。例えば、なんで私は心理学とかセルフヘルプの本が好きなのかな?小さい頃から転校、引越しが多く、素の自分だと、皆んなに受け入れてもらえない、馴染めない、なので、「正しい攻略法みたいなものを習得したい!」と思うようになった、と同時に、色んな苦い経験から素の自分をあまり出してはいけないと思うようになってしまったからか〜!他にも、私は昔から「女性」らしさを強くアピールする女性がなぜか苦手だったが、昔から母親が「女性性」をアピールする女性に過剰反応し、毛嫌いしてた姿をふと思い出して、もしかしたら自分もそうなっては母親に嫌われるのではないかと思って、女性性を否定してきたのかも、、、。でも、それは私のチョイスではなく、もしかしたら、私ももっと女性らしさを表現し、エンジョイしたいのかも?って、ふと思った。
4) 子供の時に身に付けた処世術は、基本、自分の両親に嫌われないためのものであり、かなり両親のクセが反映されている可能性もあるのでは、とふと思う。なので、一人前の大人になった頃には、もはや不必要になってる可能性があり、それらを逆に忘れていく必要があるのかも、、、そうしないと、本来の自分に辿りつけないかも。
5) 自分のデフォルトが「今の自分をそのまま受け入れる」「1番の責任は自分を幸せに導く事」へ変わる。
....こんな感じで、歪んだ認知を紐どいてもらう。
岡さんとの30日間は私をスタートラインに連れてきてくれた。人生100年!って騒がれている中、大事なのは、人生を自分の意思で設計して行く事(もちろん楽しい/幸せな方へ)なのかなぁと思う。今回気づいた事をどんどん掘り下げて行って、正真正銘の自分が欲している人生を形作っていきたいなと、今は強く思う。
そんなこんなで、まだまだ私にはやる事、やりたい事がたくさんあって、この先どんな人生を作っていけるかな〜とワクワク中。
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