見出し画像

宝塚に行ってきた! その1

ことの発端はTwitterでした。イープラスのキャラ、プラみちゃんが宝塚雪組の「蒼穹の昴」イープラス貸切公演についてツイートしていたのです。
「蒼穹の昴」は浅田次郎原作で、かなり好きな小説です。宝塚でやるならハズレはないだろうという信頼のもと「当たったらもうけ」と気楽に抽選に申し込んでみたら、なんとS席が当たってしまいました!
ど…どうしよう。宝塚といえばあの宝塚。噂には聞くけど生でみたことはありません。さらに「清く正しく美しく」の世界。なにを着て行ったらいいの。ドレス?ないよ。
フォロワーの皆様に「そんなに気を遣わなくて大丈夫」と背中を押してもらって、しかして結局ほぼなんの知識もなく行くことにしたのでした。

場所は東京宝塚劇場。開演前に晩御飯も食べたかったから早めについたし、有楽町にくることって滅多にないしねとルミネに行って、よりによってダウンジャケットを買ったバカはわたしです。だって欲しかったんだもん。わーい荷物ぱんぱんだぜ。
到着。地下のTOHOシネマズ日比谷(旧スカラ座)は来たことあったけど、劇場に入るのは当然初めて。正面に立つのすら初めて……で、なんじゃこりゃ。入り口が既に眩しい。完全に綺羅の世界に足を踏み入れたという実感がありました。ロビーではピアノの自動演奏が流れ、真正面には豪華な階段。撮影用の公演ポスターもあり、皆様順序よく並んでいらっしゃる。
はー……なるほど……これが宝塚……と気後れしながらロビーを見渡すと、プログラムを売っていました。買わねば。1000円?なんて良心的。もうタダ同然じゃん。しかしなんで誰も並んでいないんだろう。ここにいるお客様みんなリピーターだから今更買う必要ないの?と不審に思いつつ買おうとすると、こちらのレジは現金払いのみとのこと。財布持ってきたから大丈夫かと思いきや、この時わたしの財布の中には小銭しかありませんでした!
何に使ったの!?いや、いつ使ったの?全く記憶にない。てかこんな数百円の小銭だけで大人が何日間か全く不自由しなかったことがびっくりだ。ほんとに現金使わなくなったなー。
いや、そんなキャッシュレス時代に思いを馳せている場合ではない。わたし、このままだと人生初宝塚でパンフ買えないとかしょうもないことになるの!?
泣きそうになる前になけなしの頭を回転させ、「ここで売ってるのはパンフだけ。舞台なんだから、絶対にグッズがあるはず。てことは他に売り場がある。そこならカード使える!かもしれない!」という結論に辿りついて変な意味でドキドキしながら先ほど感心して見上げた階段を登りました。まさか「貧乏」を心配しながら登ることになるとは思わなかった。
果たして2階にはグッズ売り場があり、電子マネーも問題なく使えました。こちらの売り場には列が出来ていたので、やはり皆さん現金は持ち歩かないのねと感心していたら、ほとんどの方は宝塚友の会のクレカ持ち。で、す、よ、ねー!すみませんでした。ともかくプログラムを無事ゲット。ひやひやしたー。

プログラムを手に入れたところで自分の席に向かいます。2階3列やや下手寄り。開演時間が迫っているので既にお客さんがたくさん。そんな中をぱんぱんの荷物を持って「すみませんすみません」と謝りながら通っていく女(わたし)。馬鹿じゃねえの。しかし皆様気持ちよく通してくださいました。ありがとうございます。
そして前の座席との間せっま!びっくりした!今まで行ったどこの劇場よりも狭いかもしれない。荷物ぎりっぎり入りました。よかった。
そのかわり席の段差がかなり急で見やすかったです。前の人ほぼ気にならない。帝国劇場の1階席だとかなりの確率で悔しい思いをするちびっこのわたしにとって、これは大変ありがたかったです。
席に落ち着き、スマホを機内モード&サイレントにして開演を待ちます。
幕には「蒼穹の昴」の文字があり、否応なしに高まる期待!
つづく!笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?