『ある奴隷少女に起こった出来事』を読んだ (21/1)
ハリエット・アン・ジェイコブズ(堀部ゆき訳)
『ある奴隷少女に起こった出来事』
新潮文庫、2017年。
奴隷制のさなか、黒人の尊厳を破壊する白人たちと、
抑圧され暗い日々を送る奴隷について語られる。
かつてアメリカで発売された時、あまりのショッキングさに架空の話であると信じられていたらしい。とある学者が本人の手記を発見し、実話であることがわかったとか。
登場人物たちが実在する、という事実そのものがこれを読み進める上での最大の障害になる。迫害に関する実際のエピソードがあり、読み進めるのはかなり辛い。
楽しい本ではないので、心して読むべし。
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