大フリーランスの時代到来か?
こんにちは。R to Rの井川です。
人材業界には、『最後の人材マーケット』と言われている『プロシェアリング』というマーケットがあります。今日はそこで働くフリーランサーについて書いてみたいと思います。
「外部のプロ人材を活用する時代へ」
少子高齢化やグローバル競争時代に、企業経営も以前にも増して変革が求められます。
人材活用も自社の正社員頼みでは補いきれず、高度な専門性や新しい知見が必要なプロジェクトに関しては、既存の社員の活用だけでは手に負えなくなってきています。
今後、このような新たな企業の変革や新商品・サービス開発などの取り組みに対し、外部のプロ人材の経験・知見をシェアし経営課題を解決する「プロシェアリング」が益々流行してくるものと考えられます。
「フリーランスの世界」
日本のフリーランス人口は現在1000万人を超えると言われています。これは国内労働力人口の約6分の1にあたり、経済規模にすると 20.1 兆円という試算もあります。
HRの領域でも、人材紹介や人事の経験を生かして、リクルーターや研修コンサルタントとしてフリーランスで活躍している方もいます。
フリーランスなんて『特別な知識や経験がないとなれない』と思われている方も多いかと思います。
実際はそうでもなく、むしろ一歩を踏み出す勇気があれば、フリーランスとして自身の営業活動ができる人は、今やっている仕事でフリーランスになれる可能性があります。
「フリーランスはわらしべ長者か?」
私の知り合いで、MS-Japanでの経験を生かして、今は税理士法人での顧問をしている方もいますし、私の妻は個人事業主でインスタグラマーをしていますが、インスタグラマーとして受注した案件からつながり、その発注元の出版社が運営するWEBマガジンの編集長を任されたりしています。
そこでの経験や評判が次の仕事を呼んでくる仕事でもあるため、一つ一つの仕事は組織人よりも丁寧にされることが多く、また、自分自身でクライアントに能力を売り込む場面もあるため、適度な営業力も必要になります。
「自分で案件を持っていないなら、プロシェアリングの会社に登録してみる」
フリーランスとしてどのような分野の仕事をしているかにもよりますが、経営や事業開発、システム開発、PMなどができる人は、「フリーランス 登録」で検索して出てくるような企業に登録するのもありだと思います。
その際、各企業でも『経営顧問や事業開発は得意』だが、『IT系は不得意』とか、その逆もあります。また、人事系ならここが比較的強いとかもあるようなので、その辺は調べて登録されると効率が良いかと思います。このあたりは人材紹介会社も同じですね。各社強みがあるようです。
また、単発仕事にはなりますが、ギグワークという働き方も出てきており、その案件を紹介するサイトも多数あります。
「雇われない自由な生き方が魅力のフリーランス」
最初収入は不安定になりますが、時間や場所はあまり制約されませんし、そもそも所属する会社に忠誠を尽くしたり、尊敬もできない上司に話を合わせたりする必要もなくなります。
いきなりフリーランスになると不安な方は、副業(隠れ副業含む)で腕試しをしても良いと思います。今は副業を紹介するサイトも多いです。
とにかく大事なことは、明日会社が潰れても自分ひとりの力でどのくらい稼げるのか?何ができるのか?を知っておくことだと思います。
フリーランスでもやっていけるけど、今は会社で働いている。くらいの状態が丁度いいかもしれませんね。
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