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JAC Recruitmentを定年退職します

皆さん、こんにちは。R to Rの井川です。
今日は、JAC Recruitmentを定年退職された方からご連絡いただき、とても思い出深い方でしたので、ご本人のご了承もいただき書かせていただきます。


「井川さんは上っ面のいい事しか言わない…」

その方との出会いはJAC Recruitmentに入社した新人時代にさかのぼります。当時、急成長していた外食企業で人事課長をされていたのが、現JAC Recruitment大阪支店の北山博美さんでした。当時、急成長中の企業と言うこともあり、様々なポジションで求人をご依頼いただき、そのたびに求人のヒアリングにお伺いさせていただきました。

北山さん「また新たに人材の採用を検討しています。今回は〇〇のスキルを持つ方を紹介して欲しいです」

私「わかりました。何とか人選してすぐに紹介しますね!」

北山さん「井川さん、ちょっと待ってください。この求人はただでさえ難しい募集要件です。それに加え当社は外食産業ですので、なかなか応募者が集まりません。それも加味してどうすれば採用できるのか?を話さないといけないんじゃないですか?」

私「はあ、そうですね」

北山さん「リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)の担当の方は、『御社は外食産業なので人が集まりにくい業種です。ですので応募要件をここまで緩和していただかないと人は集まりません』とはっきり言ってくれます」

北山さん「井川さんは上っ面の求人だけ聞いて帰りますが、全然いい人を紹介してくれません。それでは困るんです!」


「ぶつかっていいんだなこの仕事」

このやり取りは私の中でとても衝撃を受けました。私は勝手に営業というのはクライアントの要望を聞いてそれに当てはまるかどうかだけの仕事だと思っていましたが、営業が意見をして決めていく、しかも、相手にとってネガティブな要素を伝えても怒られない!むしろ結果を出せば感謝される。そういう仕事なんだと気付かされました。

それからというもの、求人が出る度に当時の上司と訪問し、ブラインドレジュメもしっかり用意して、先方の会長様にもご覧いただき、事前に書類選考を進めるなど、様々な工夫をしたことでたくさんの社員をご採用いただきました。

「お疲れ様でした。そしてこれからも頑張てってください」

その後、2005年に私の元上司との縁もありJAC Recruitmentに入社され、管理部門のキャリアアドバイザーやコンサルタントとして16年間勤め上げられました。

JACに入社されてからは部署が違ったので一緒に働かせていただく機会はありませんでしたが、新人時代に強烈に印象に残っているクライアント人事責任者の方が、自分が勤める会社に入社してきたときの衝撃と、その方が定年退職で私にわざわざご連絡いただいた嬉しさはいつまでも忘れません。

本当にお疲れ様でした。そして、私のような新人のけつを叩いていただいてありがとうございました。
北山さんは、既に定年を迎えられ現在は嘱託社員としてJAC Recruitmentでお仕事を継続しておられるのこと。今後のご活躍をお祈りしております。


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