ナンバーワンにならなくてもいい?
皆さん、こんにちは。R to Rの井川です。
今日は人材コンサルタントとしてトップセールスを目指すべきなのかどうか?という事における私の考えを書いてみました。
「トップセールスはしんどい」
私も若いころはトップセールスを目指しましたし、その為に無理言って東京まで異動もさせてもらいました。
JACに入社2年目で東京本社に異動させてもらい、異動後4ヶ月目に月間売上MVPという賞を頂くことができました。
その時はかなり嬉しかったと思いますが、同時に思ったことのほうが今でもはっきり覚えていて、
「トップセールスであり続けるのはしんどい」
「自分が求めていたものと違う」
とはっきり感じました。
その翌月に名古屋支店メンバーの公募があったので、あっさりそちらに乗り換え、私はマネジメントコースに自分の中ではっきりと切り替えました。
無理言って異動させてもらった半年後のことです。
今思えば何と自分勝手な奴だと思います。
「その会社でナンバーワンは他の会社でも通用するのか?」
自分が勤めている会社でナンバーワンの売上を上げることがイコール
『どこでも通用するコンサルタントになること』なのでしょうか?
答えは『NO』だと思います。
例えば、大手人材紹介会社の分業体制の中でRAとして数億円の売上を上げたトップコンサルタントが、両面型のエグゼクティブなチームに転職しても、勢いそのまま活躍できる人はごく一部で、ほとんどの人はとても苦労してやっとできるようになる世界だと思います。
また、担当した領域やクライアントがよくて売れる人もいます。
ナンバーワンになることよりも、人材コンサルタントとして、どのように仕事に取り組んできたのか?という事のほうが大切です。
自分の血となり肉となった経験は会社が変わっても通用します。
「トップ下、トップ集団でいることのほうが良い?」
20代の頃に親父に言われたことは、
「1位はしんどい、常に追い抜かれる立場にあるし、気持ちも落ち着かん。
トップ集団くらいに入れたら十分や」
「長い人生、1位になることばかり考えてきりきり舞いしてたら長くは続かん。仕事は長く活躍することが大事なんや」
という事でした。
何が正しいかわかりませんが、私の場合、MVPとか〇〇賞と祭り上げられ、『会社に踊らされてる感』も好きにはなれない理由の1つです。