生殺与奪の権を他人に与えるな
皆さん、こんにちは。R to Rの井川です。
今日は今流行りの「鬼滅の刃」の名言から、現代社会のビジネスパーソンに置き換えて考えてみたいと思います。
「他人に自分の運命をゆだねるな…」
鬼滅の刃の初期段階で、主人公の炭治郎は鬼になった妹を守ろうと、鬼殺隊(鬼を退治する人たち)の中で最も強いとされる柱の富岡義勇に対し、土下座して助けを乞いました。それに対し富岡義勇が発した言葉が「生殺与奪の権を他人に与えるな!」です。ストーリーとしては、ここから主人公の炭治郎が強く成長し、最後は鬼のボスを倒すという漫画です。
「人に生きるか死ぬかの権利を握られるな…」
では、ここで言っている「生殺与奪の権を他人に与えるな」というのはどういう意味でしょうか。それは、人に土下座して命乞いするくらいなら自分で妹を守れ、人に生きるか死ぬかの権利を握られるな、ということになります。
「会社に自分の運命を預けていないか?」
これを現在社会のビジネスマンに置き換えて考えてみるとどうなるでしょう?
例えば、その会社にいるから今の生活を維持できていて、辞めてしまうと生活を維持する自信がない人とか、成長している実感はない(むしろ最近全くスキルアップしていない)が新卒で入った会社でやり方はわかるし、社内の人的ネットワークもあるし所得も安定しているから続けている人など、その会社がなくなれば突然不安定な環境に置かれることがわかっている人でも、「まさか突然つぶれないだろう」「リストラがあっても自分は対象じゃないだろう」と高をくくって生きています。
「自分の人生は自分で決めろ」
私はそれらのような方々は、「会社に生殺与奪の権を握られている」と思います。
会社を辞めても自分を必要としてくれる人がいる状態や、いつでも転職や独立できる状態、若しくはリタイアしても食っていけるだけの蓄えがある状態などが必要だと考えます。それもないのに、慣れた環境で自分のキャリアを消費し続けるのは、自分の人生を他人にゆだねるようなものです。「成長できてないな」と思ったら、思い切って転職を考えるのもありだと思います。
ちなみに私の場合は、今回独立しましたが、会社運営が失敗し貯金が底をついたとしても、もう一度腹をくくって、どこかの企業で人材コンサルタントやマネジメントとして出直せば、家族だけは守っていける自信と覚悟があります。なので、思い切って独立ができたのだと思います。